デヴォン・サワ2005年08月11日 21時24分55秒

ファイナル・デスティネーション(2000)
DEVON SAWA  1978/9/7 CANADA

最初に見たのは「キャスパー」のラスト。人間になった幽霊のキャスパー少年で“なーんて美少年なのかしらっ”と思ったのでした。クリスティナ・リッチとのショットが可愛くてとても微笑ましかった。当時、既に米国内では代表されるティーンアイドルのひとりだったよう。ブロンドで目がぱっちりしていて今で言うと「ハリー・ポッター」シリーズのトム・フェルトンをもう少し甘くした感じかな。その後も彼は順調にキャリアを伸ばし、それなりに成長と同時にこの世界にも生き残ってきたよう。子役の中では成功組ではないだろうか。ただ今では当時の人気とは言えないようだが、成長を見守っているファンは多いはず。現在は 20代の青年の域に突入かな?今後の作品選びが肝心になるところだろう。

今のところティーンエイジムービーから軽快なアクション路線への傾向が見受けられるが、このままだとB級ムービーに落ち込む可能性も・・・。注意が必要だわよ。人気先行なのでティーンエイジムービーにばかり偏ってしまったせいか、演技力はと言うとあまり印象に無い。この辺で見極められるドラマが1本欲しいところ。何かはまったわけじゃないんだけど、少年期を知ってるだけについ出演作を追ってしまっている子。なんとなく応援したくなる母性本能をくすぐられるタイプでもあるかもね。

余談だが「キャスパー」でリッチのパパを演じたのが先に挙げたビル・プルマンだった。“えっ、パパ役をやるの?”と驚いたが、またこれが無難で人のよさそうなパパで・・・。彼らしいと言えば彼らしい。
初出:2005/3/19(土) 午後 4:25


既出コメント:

「ファイナル・デスティネーション」で初めてデヴォン・サワを見ました。高校生の役でしたがかなり好みのタイプで、即インプットしました^^; これ1本しか知らないので、もっとしっとり系の彼を見てみたい!
2005/3/28(月) 午後 9:07 [ macalius_club ]

サワの近作に「EX」というアクション映画があります。「ファイナル・・・」の路線の延長上のような作品で特出した印象はないのですが、この作品他にルーファス・シーウェルとルパート・グレイヴスが出ていて得した気分になりました。軽快な青春サスペンスで楽しく観られますよ。
2005/3/29(火) 午前 10:27 [ mekabucchi ]

ガブリエル・バーン2005年08月11日 21時31分29秒

ユージュアル・サスペクツ(1995)
GABRIEL BYRNE  1951/5/12 IRELAND

ハリウッド映画を中心に観てきて、これまでケヴィン・ベーコンやクリスチャン・スレイターなどオールアメリカンボーイ的な人に惹かれてきたのだが、鑑賞本数を重ねるうちに違う魅力を持つ俳優に目が行くようになってきた。そのもっとも最初がこの人。このアイルランド出身のベテラン俳優はアメリカ人とは違う雰囲気を湛えた大人の人。なんていうのも変なんだけど、まぁアイドル的じゃない人で最初に惹かれた人ってことかな。
多分最初に見たのは「ユージュアル・サスペクツ」だが実はこの時は彼のことは認識していない。その時は作品の面白さに度肝を抜かれてしまい、“凄い映画だ”と思った。今でもサスペンス映画の面白さの基本はこれだと思っている。初見当時はバーンはもとより出演者を誰も知らなかったのだが、今となってはケヴィン・スペイシーやベニチオ・デル・トロなど凄いキャストだよね。
で、バーンに惹かれたのはその後に観た「若草物語」のベア教授。今思うと彼のロマンチックロールは数少なくこれは貴重な1本だ。落ち着いた大人の男の抑えた恋心で相手はウィノナ・ライダー。ご存知文芸作品なので恋愛ったって上品この上ない。しかも古典に近い趣でコスチュームものっぽくもあり更に輪をかけた上品さ。ベア教授の奥ゆかしさというか、その抑えた心の中にある情熱みたいなものを感じてかなり魅力的だった。見た目はおやじだがこの人には色気がある。後で「ユージュアル・サスペクツ」のあの中のひとりだったと気づいて演技者としてのバーンを認識した。またアイルランド人で、本来武骨でハードな芯の強さが基本にある人のようだ。英国やアイルランド製作の小品に出演したりまた製作にも関わっていたりする。どちらにしても演技力は確かなので彼が出ていると安心して観ていられる。勿論今でもすてきな人には違いないが、俳優としてのガブリエル・バーンの次の作品が楽しみだ。熱が冷めると言うかまいぶーむが過ぎたら今度は違う目線で彼のことは見るようになっている。俳優としてその動向が気になる、これからもずっと見続けていきたい人だ。
初出:2005/3/20(日) 午前 10:30