レニー・ゼルウェガー2005年08月18日 22時13分06秒

ふたりの男とひとりの女(2000)
RENEE ZELLWEGER  1969/4/25 USA

ハリウッドの一線で頂点を走る勢いの存在になってしまったような彼女だが、「ザ・エージェント」でトム・クルーズの相手役に抜擢され彗星のごとく登場した当時は初々しくて瑞々しい昨今のハリウッドでは見ないタイプの女優だなと思っていた。当初はハリウッドに拠点を置かずに地元のヒューストンに住んで撮影の度に出てきていたのだという。彼女の持つピュアで素朴な雰囲気はガツガツしない流れに身を任せるような女性の役を自然体で演じていて非常に好印象だった。
その後の「草の上の月」「ライアー」「しあわせ色のルビー」など地味だけど少しずつ挑戦のしがいのある役を選んでいたように思うが、「ベティ・サイズモア」でコメディの才能に開眼。ジム・キャリーとの共演を経て「ブリジット・ジョーンズの日記」で大ブレイク。3年連続でオスカー候補のうえ3年目には助演女優賞を受賞。急激にキャリアを伸ばして今や押しも押されぬハリウッド女優なんだからすっかり別人になってしまった感がある。勿論それが悪いわけじゃない。「シカゴ」は彼女にとって入魂の1本だったろうしそれだけのことをしてきた結果なのだと思う。それでオスカーにノミネートされて最有力視されていたのだから逃したのはさぞかし悔しかったことだろう。
ただ私はあれが彼女の一番の魅力だとは思えないので。「シカゴ」のキャストが決まった時から何か違うんじゃないかなーと。演技力に疑問はないのでどうせなら主演賞でオスカーを獲るときはもっと彼女らしい作品でと思う。
初出:2005/4/3(日) 午前 8:36

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mekabu.asablo.jp/blog/2005/08/18/48983/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。