ディザスタームービーのアンサンブルキャスト22005年08月24日 23時48分31秒

ザ・コア(2003)
ザ・コア(2003)
AARON ECKHART , DJ QUALLS

宇宙じゃなくて地球上に起こった災害だと「パーフェクト・ストーム」は嵐と戦った男たちの物語だった。実話なだけに登場人物がより身近でリアルだ。
映像では想像を絶する大波のCGがどうしても印象的だけど、出演者がいずれもそれに負けない存在感があった。主演がジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグだったが印象的なのはジョン・C・ライリー、ウィリアム・フィックナーの二人である。この二人は前にも名前を挙げているがとにかくどちらも人間くさくそれがキャラクターの重みになっている。一人でも十分見応えのある俳優なのに「パーフェクト・ストーム」では二人の関係が犬猿の仲であるところから始まるのがいい。かれらを観ているだけでもこの作品が面白いと思えてしまった。

「ザ・コア」は停止した地球の“核”をそこまで行って再び動かそうというこれまた凄い話なのだが、“核”に向かう各分野のエキスパート集団の面々がとっても楽しい顔ぶれだった。全員がとびぬけたスターでもなければ無名の新人でもない。だからこそとてつもない話でも安心して観られたといえる。
主演はアーロン・エクハートとヒラリー・スワンク。彼らとブルース・グリーンウッド、チェッキー・カリョ、スタンレー・トゥッチ、デロイ・リンドがクルー。地上班はアルフレ・ウッダード、リチャード・ジェンキンズにD・J・クォールズ。よくもまあこんなキャストを考えたものだと感心する。最近良く見るグリーンウッドは下積みが長いカナダ人俳優だが、ケヴィン・コスナーの「13デイズ」でJFKを演じたのが一番露出度が高いだろうか。
D・J・クォールズはこの中では新人同様かもしれない。情報管理を任された天才ハッカー役というのがらしくて笑ってしまったのだが、地中深い場所にいるエクハートたちのために泣きながらハッキングに挑んでいるシーンはこの作品のひとつの見所だと思う。軽快なコメディでしか見たことがなかったのでこんな演技もできるんだと感心した。一度見たら忘れられないピノキオ顔のクォールズも今後注目したい人だ。
初出:2005/4/7(木) 午後 10:54


既出コメント:

クオールズ君は、一度見たら忘れられないですよね(笑) 顔だけじゃなくて、手足がヒョロッと細長いところも、あやつり人形のピノキオ風。哀生龍が好きなブレッキン・メイヤーと共演している「ロード・トリップ」とか「ニュー・ガイ」はコメディ系。「ライ麦畑をさがして」はチョット重た目でしたね。
2005/4/7(木) 午後 11:35 [ aikirin ]

「ライ麦畑をさがして」はクォールズを観た中では最も最近の作品です。重かったですねー。こういうのもできるのが判ったのはいいけど、やっぱり笑わせてくれる方が彼はより魅力的じゃないかしらね。
2005/4/8(金) 午後 10:37 [ mekabucchi ]

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