リーアム・ニーソン2005年12月30日 11時20分57秒

ラブ・アクチュアリー(2003)
LIAM NEESON  1952/6/7 北アイルランド

映画を観始めた初期の頃からよく目にしていた人の一人。私の中で英国人俳優の代表のような人。しかも堅くて重い実話に基づく史劇や社会派ドラマなど重厚なものが多く、このタイプの企画があると必ずオファーが彼の元へ行っていたかのよう。現在で説教くさい俳優の代表格かもね。

早いうちからハリウッドへも進出。「ダークマン」や「プランケット城への招待状」意外にも「ダーティ・ハリー5」のような娯楽作品に出演している。もっとびっくりなのは「夫たち妻たち」でウッディ・アレン作品にも登場。

お堅い作品、娯楽作品、ハリウッド、英国作品。主演、助演のどれもバランスよく彼は製作者側からの人気もあり比較的作品には恵まれているようだ。確かに程よい重厚さと品の良さがあり、でしゃばらず落ち着いた雰囲気のある彼は求められやすいのかもしれない。

ここ最近は主人公の父親とか師匠なんて役どころが多く「ギャング・オブ・ニューヨーク」ではレオナルド・ディカプリオ、「キングダム・オブ・ヘブン」ではオーランド・ブルームが彼の息子。「スター・ウォーズエピソード1」ではユアン・マクレガーの師匠。ハリウッド大作にひっぱりだこだけど必ず途中でいなくなる。とりあえず印象には残るけどちょっともったいない使われ方のような気もする。飽きないのだろうか?そろそろその手の役は断ればいいのに次の「バットマン・ビギンズ」も似たような・・・。
とはいえ「キングダム・オブ・ヘブン」の彼はなかなか好きだ。年齢とともに穏やかな表情になってきた感がある。本人も激しかったりキツいイメージのキャラクターよりも温かみのある人間の役を選んでいるように思うがどうだろう?
ことに「ラブ・アクチュアリー」のアンサンブルキャストのひとり、妻に死なれて息子とふたりになってしまう彼はとても優しくて人間くさくていい感じだ。継父としてとまどいながらも息子と心を通わせていく姿が微笑ましい。彼の笑顔がたくさん見られたのはとても久しぶりだったかも。

初見の頃から途切れることのない活躍ぶりが嬉しい。堅い役も優しい役もハリウッド大作も英国作品も。きっとこのまま今のスタンスで続けていってくれるのだと思うし、そう願う。

初出:2005/5/29(日) 午後 11:55


既出コメント:

堅実だけどどこか垢抜けないキャラ:これが哀生龍がリーアムに持つイメージです(苦笑) だから、ラブ・アクチュアリーでの少し情けないパパの表情は、ホッと出来ちゃうなぁ~
2005/5/31(火) 午前 6:11 [ aikirin ]

>堅実だけどどこか垢抜けない。って、そうかもー。スマートさは確かにない。ちょっと困った顔に見えるあの笑顔が私は好きです。そうそう。今、来日してるのねー。渡辺謙さんの隣で今日も困ったように微笑んでいらっしゃったわ。プロモーションとかあまり得意じゃなさそう。
2005/5/31(火) 午後 10:58 [ mekabucchi ]

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