アサルト13 要塞警察2006年04月05日 20時29分47秒

アサルト13 要塞警察(2005)
アサルト13 要塞警察 ASSAULT ON PRECINCT 13
2005 米 監督:ジャン・フランソワ・リシェ
出演:イーサン・ホーク ローレンス・フィッシュバーン ガブリエル・バーン マリア・ベロ ブライアン・デネヒー ジョン・レグイザモ ドレア・ド・マッテオ ジェフリー・アトキンズ マット・クレイヴン

大晦日の夜。猛吹雪のデトロイト郊外の13分署にフィッシュバーンが護送されてくる。この留置場に彼を含む犯罪者たちを拘置することになるが、彼を狙ってデトロイト市警上層部の汚職警官が襲撃してくる。13分署の警官ホークはフィッシュバーンらと協力して彼らに立ち向かう。

まったく期待していなかったアクション映画だがこれがめちゃめちゃ面白くて嬉しい驚き!脚本もアクションも映像もそしてキャラクターと役者たちの演技も大満足。
ジョン・カーペンターのオリジナルがあるようなのだが未見。ロスが舞台で相手はギャングなのだそうだ。猛吹雪の夜という今回のシチュエーションが非常に映像的に効果的のように思う。ただギャングが襲ってくるのではなく彼らの汚職の証人になるギャングもろとも13分署を始末してしまおうというストーリーも悪くない。裏切り者の存在がありその辺もサスペンスを盛り立てている。

とにかくホークがかっこいいったらない!今までに数多く彼の出演作は観てきているが巧いと思いこそすれこんなに惚れ惚れするほどかっこいいと思ったことはない。
ケバい姐御ふたりベロとマッテオも非常に効果的。殺伐とした状況の中に派手な女というのは何故にこうの似合うんだろう?
レグイザモも彼らしいキャラで魅せてくれる。もう少し見せ所があってもよかった気がするけどロン毛という珍しい姿が見られたから良しとするか。
地味だけどポイントの高い役者を揃えていてそれぞれのキャラクターの作りこみが巧い。

久しぶりに面白いアクション映画を観た気がする。前述のとおりいろんな点で満足できるのだけど、ただ少々バイオレンス度が高く登場人物が次々と倒れていくのはちょっと衝撃的だった。

初出:2006/3/11(土) 午後 2:57