ギャザリング ― 2006年09月14日 12時35分22秒
ギャザリング THE GATHERING
2002 英 監督:ブライアン・ギルバート
クリスティナ・リッチ ヨアン・グリフィス スティーヴン・ディレーン ハリー・フォレスター マッケンジー・クルック
英国南西部の小さな村で地中に埋められた教会が発見され、宗教美術に詳しいサイモン(ディレーン)が調査に呼ばれた。時を同じくしてサイモンの妻が事故を起こし記憶をなくした被害者のバックパッカーの女性(リッチ)を家に連れてくる。記憶の無い彼女はこの村で見知らぬ人に追われ、予知夢に悩まされる。自分の身に、この村に一体何が起ころうとしているのか?
ヨアン・グリフィスが目的で観たのだが、意外にテーマが奥が深い面白いものだった。この脚本は何社もの間で争奪になったらしい。が、獲得したこの会社はその面白みを十分に出し切れたとはいえない気がする。大成功していればM・ナイト・シャマランの「シックス・センス」に匹敵する出来にもできたはずだと思うのだ。監督の力がいま一歩だったということだろうな。
知的ホラーと宗教と人間の倫理に訴える力のあるこの作品の持ち味にちょっと考えるものがあったので私的にはとても残念だ。
「傍観者」であることの罪・・・キリスト教に明るくなくても今のご時世に生きる人間ならば誰でも身につまされるであろう倫理観を問われる。と言ったら大袈裟かな?ちょっとだけ考える一瞬を与えてもらった気がした。
リッチの抑えた演技は好感が持てたが、グリフィスとディレーンの存在感が薄いのにびっくり。あんまり彼らをうまく使っていない気がする。
逆に非常に効果的で目を奪われたのが“ギャザリング”のひとりだったマッケンジー・クルック。台詞が一言もないのだがその存在感は目を引く。
英国のコメディアン出身の彼は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズにも笑わせどころで出ているし、「ネバーランド」「ブラザーズ・グリム」などにも顔を見せているが、英国のTVシリーズ「The Office」が一番わかりやすいかな。「ギャザリング」での画像が見つけられなかったので残念なのだが、一度見たら忘れられない系のキャラなので機会があったら御拝顔いただきたい。
2002 英 監督:ブライアン・ギルバート
クリスティナ・リッチ ヨアン・グリフィス スティーヴン・ディレーン ハリー・フォレスター マッケンジー・クルック
英国南西部の小さな村で地中に埋められた教会が発見され、宗教美術に詳しいサイモン(ディレーン)が調査に呼ばれた。時を同じくしてサイモンの妻が事故を起こし記憶をなくした被害者のバックパッカーの女性(リッチ)を家に連れてくる。記憶の無い彼女はこの村で見知らぬ人に追われ、予知夢に悩まされる。自分の身に、この村に一体何が起ころうとしているのか?
ヨアン・グリフィスが目的で観たのだが、意外にテーマが奥が深い面白いものだった。この脚本は何社もの間で争奪になったらしい。が、獲得したこの会社はその面白みを十分に出し切れたとはいえない気がする。大成功していればM・ナイト・シャマランの「シックス・センス」に匹敵する出来にもできたはずだと思うのだ。監督の力がいま一歩だったということだろうな。
知的ホラーと宗教と人間の倫理に訴える力のあるこの作品の持ち味にちょっと考えるものがあったので私的にはとても残念だ。
「傍観者」であることの罪・・・キリスト教に明るくなくても今のご時世に生きる人間ならば誰でも身につまされるであろう倫理観を問われる。と言ったら大袈裟かな?ちょっとだけ考える一瞬を与えてもらった気がした。
リッチの抑えた演技は好感が持てたが、グリフィスとディレーンの存在感が薄いのにびっくり。あんまり彼らをうまく使っていない気がする。
逆に非常に効果的で目を奪われたのが“ギャザリング”のひとりだったマッケンジー・クルック。台詞が一言もないのだがその存在感は目を引く。
英国のコメディアン出身の彼は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズにも笑わせどころで出ているし、「ネバーランド」「ブラザーズ・グリム」などにも顔を見せているが、英国のTVシリーズ「The Office」が一番わかりやすいかな。「ギャザリング」での画像が見つけられなかったので残念なのだが、一度見たら忘れられない系のキャラなので機会があったら御拝顔いただきたい。

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