フランク・ホウェリー2006年10月09日 23時40分56秒

パルプ・フィクション(1994)
FRANK WHALEY  1963/7/20 USA

名前だけじゃわからない人がほとんどでしょうし、顔を見てもピンと来る人は少ないと思う。しかし出演作品は80年代後半から結構あって忘れた頃にひょっこり顔を見せる地味な傍役俳優。俳優だけではなく監督もしたり意欲的だ。

何が一番判りやすいか考えたのだがどれも地味で困る。とりあえず「パルプ・フィクション」でトラボルタとジャクソンコンビにハンバーガーを食われちゃった男と言えばお判りいただけるだろうか?アンドリュー・マッカーシーみたいなふにゃっとしたルックスは年齢不詳。癖がなくなんでも出来ちゃうタイプかもしれない。

なぜ今回、彼の登場なのかと言うと「ワールド・トレード・センター」に出ていたのである。崩壊したWTCの現場で救助にあたる救命士役で現場の悲惨さを目の当たりにして愕然としている表情が痛々しい。最初は誰だっけ?とすぐには思い出せなかったが絶対に見た顔だった。思い出してみたら最初に見た頃とあまり変わってない。ただちょっと痩せたかな?繊細な感じがした。
この前に見たのは「スクール・オブ・ロック」のコンテストのスタッフ。ノンクレジットの小さな役だった。「レッド・ドラゴン」に出てきた時も意外でびっくりだったがこれもノンクレジットじゃなかったか?主人公の友人役とかが多く「ドン・サバティーニ」「星に想いを」などがそう。一応主演級の作品もあるが90年代のもので「恋の時給は4ドル44セント」や「ザ・プロデューサー」など。どこかおどおどしていてびびった顔が印象に残る。
「ザ・プロデューサー」「フィールド・オブ・ドリームス」など共演者や作品の雰囲気が面白いものが多く脚本選びにセンスが感じられる。もしかしたら舞台や製作に関わる仕事もしてるのかな?彼の出ている作品がつまらないと思ったことはない。いい目安になるかも。

彼の出演作で一番好きなのが「真夜中の戦場」という91年作の小品である。ゲイリー・シニーズ、イーサン・ホーク共演の戦場のドラマだが非常に丁寧に作られた心に残るいい作品なので機会があったら是非お薦めしたい。

コメント

_ えり ― 2007年04月29日 12時09分36秒

初めまして!ちょうどFrankの最近の情報について検索していた所、このブログを発見しました。去年お書きになったものだとは思いますが、とっても嬉しかったのでコメントさせて頂きました。Frank は、私の一番好きな俳優です。彼独特の雰囲気が大好きです。確かに地味ですけど、彼の演技、いい味出てますよね~!
たまに、数秒のチョイ役で出てたりもしてましたが、それでも彼を見るとホッとします。

_ めかぶ ― 2007年04月29日 15時13分19秒

えりさん、こんにちは♪
コメントありがとうございます。私は広く浅く俳優を見ているので、生粋のファンの方に喜んでもらえたら本望ですー。
掴み所がないてっていうか彼の繊細な感じが好きなんです。久しぶりに見た「ワールド・トレード・センター」でも彼の演技力を確信しましたよ。チョイ役もいいですが、「ザ・プロデューサー」みたいな出ずっぱりの作品でまたお目にかかりたいですね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mekabu.asablo.jp/blog/2006/10/10/554678/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。