エミリー・モーティマー2007年03月07日 19時54分51秒

ケミカル51(2001)
EMILY MORTIMER 1971/12/1 UK

2006年に新作旧作合わせて一番目にした女優がこの人。新作は「ピンクパンサー」と「マッチポイント」。なんて毛色の違う2本なんだ(笑)。勿論、彼女の演じるキャラクターも大違い。

「Dearフランキー」で暴力夫の素性を隠して息子のために優しい船乗りの父親を演じ手紙を書き続ける母親を演じたが、この彼女がとってもいじらしくて他の作品が気になるきっかけになった。
ストレンジャーのジェラルド・バトラーとのキスシーンでのじれったくなるほどの間!暴力夫から逃げてきたことで新しい一歩を踏み出すのも臆病になっている彼女の複雑な気持ちが伝わってきて、幸せになって欲しいと思わずにはいられなかった。

初見はもはや憶えていないがブルース・ウィリス主演の「キッド」だったらしい。彼の恋人だった?・・・えーっ!あわんよ、絶対に。(笑)
憶えているので一番古いのは「恋の骨折り損」。ケネス・ブラナー監督のシェークスピア作品で歌って踊る楽しいラブコメディだった。主要女優陣4人のうちの一人で優しい色のドレスで踊る姿が可憐だった。これのせいでとっても可愛い女優のイメージがあった。

イメージが違ってびっくりしたのは「ケミカル51」。だってハードでセクシーな格好でライフルを構える殺し屋なんだものー。可愛い童顔をきりっとさせて銃を持って走るアクションぶりはいやいやなかなかのもの。(笑)
可愛いからこそこのキャラは良かったのかも。元夫がロバート・カーライルってとこもツボかな?

その後は結構忘れてたけど再見で確認したのが「ゴースト&ダークネス」のヴァル・キルマーの妻。「エリザベス」の侍女。「ノッティング・ヒルの恋人」のヒュー・グラントのデート相手の一人。これは可愛い!ヒューはなんで彼女にしなかったのかと思った。(笑)
「ゴースト&ダークネス」やジェシカ・アルバの「スリーピング・ディクショナリー」、ショーン・ビーン主演のTVドラマ「炎の英雄シャープ」のエピソード8はどれも時代がかっていてクラシックなドレス姿でつつましい妻だったり婚約者だったり。
「マッチポイント」は現代だがこれも主人公のマイヤーズの妻。「猟人日記」ではユアン・マクレガーの恋人で・・・。
ふと思った。どれも男にろくな目にあわされていない。「Dearフランキー」は夫がDV野郎だし。どこか薄幸な感じがするのだろうか?だからなのか「マッチポイント」の上流家庭の娘っていまいちピンとこなかったのだよね。何も知らずに一途にマイヤーズに熱い視線を送っているところがまた可哀想な立場ではあるんだけど・・・やっぱり薄幸なタイプなのか・・・。

そんなだから色気を感じた事は今までなかったのだが「猟人日記」を観てびっくり。彼女があそこまで大胆なシーンを演じるとは思わなかった。まあこの作品自体がそういう傾向の作品で相手はユアンなので大胆にならざるをえないかと思わなくもないが。

彼女が完璧コメディの「ピンクパンサー」にでていたのも驚きだった。スティーヴ・マーティン演じるクルーゾーのどこか天然で垢抜けない秘書。あちこちで笑えるこの作品中で彼女のボケキャラも結構笑わせる。しかし黒ブチ眼鏡をクルーゾーに外されてドレスを着せたらやっぱり可愛いんだな、うん。

いつもどこか寂しそうだったり不安そうな表情が誰かによって笑顔になった時、とびきりいい笑顔なのが印象的。観ているこっちが彼女の幸せを願ってしまうようなそんな笑顔だ。
あ、これってミランダ・オットーと同じタイプかもしれない。やっぱり惹かれる人はどこか共通点があるってことか。

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