ジャスティン・ロング2007年07月09日 00時04分17秒

ハービー 機械じかけのキューピット(2005)
JUSTIN LONG   1978/6/2  USA

私の好きなお気楽コメディでよく見る顔のジャスティン・ロング。去年までだったら何を紹介して顔を思い出してもらおうか悩んだところだが今はもう必要ないでしょう。この夏公開の「ダイ・ハード4.0」でブルース・ウィリスとほぼ全編に渡って行動を共にするあの彼なんだから。
ウィリス演じるマクレーン刑事の“ぼやき”のタネ、“不運”の元凶。全米を機能停止させるコードを開発したハッカー。開発後は殺されそうになるところをマクレーンに助けられてからは不運な彼と運命共同体。なよっちい彼がオタクの天才ハッカー小僧とはナイスキャスティング。ジャスティンにはウィリス本人からも直接電話がかかってきたんだそうだ~。
単なるアクション映画くらいに考えていた「ダイ・ハード」の続編が予告映像でウィリスの横でびびってる彼の姿を見た時、一気に期待が高まった。

彼を最初に見たのはなんとホラー。「ジーパーズ・クリーパーズ」でドライブ途中で死体遺棄現場を見てしまい、クルマを停めたがために恐怖の体験をすることになる姉弟。この「ジーパーズ・クリーパーズ」はホラーの中でもカルトなファンには結構好評だったらしく続編「ヒューマン・キャッチャー」が作られて、彼はこちらにもカメオ出演している。
ホラー映画お決まりの悲鳴を上げまくるティーンネイジャーだったから、その他大勢の若手俳優の道を行くのかと思いきや、ちょっと違う方向で見ることになった。

次に見たのは先に公開されていた「ギャラクシー・クェスト」。テレビシリーズ「ギャラクシー・クエスト」の大ファンというオタク青年役でこれが映画デビュー。
詳細は微妙だが確かにその役の彼がいたのは覚えている。どの役もおっかしな映画で好きなんだけど、また観たくなってきた。オタク青年のキャラは既にここから始まっていたのか。
「ギャラクエ」から進化した(?)次のコメディ路線は「ドッジボール」。これまた登場キャラがみんなおかしい、イっちゃってるおばかコメディ。凡そ体育会系に見えないジャスティン。ドッジボールですから当然のごとくなよっちい体にボコボコにボールをぶつけられまくる。コメディでの痛い笑いは定番。ブレッキン・メイヤー系のコメディをやれる次世代の俳優として期待できるぞ~と思った♪

若手俳優によくあるヒロインが主体の青春コメディはジャスティンにももちろんある。
1本はブリトニー・スピアーズの「ノット・ア・ガール」。ブリトニーとちょっと絡む役だったらしいが、全然記憶にない(笑)。映画の評判は散々。ラジー賞に挙がるくらいが話題になった程度かと。
もう1本の「ハービー 機械じかけのキューピット」は主演はリンジー・ローハン。ジャスティンは彼女の相棒なわけでささやかなロマンスもある。が、エンジニアの彼は相棒から先にはなかなか進めない不器用な奴。やっぱりここでもちょっと情けない。
元気いっぱいのローハンと対照的で微笑ましいっつーか。こういうキャラのジャスティンも作品自体も私はわりと好きだわ。

最近また1本、コメディなジャスティンを見た。「ハニーVS.ダーリン」である。「ドッジボール」のヴィンス・ヴォーンとジェニファー・アニストンだし。登場するなり、こりゃゲイだなと一目瞭然。相変わらずのなよっちさ爆発。これはまた笑えそうだと思った、のに~!この作品は途中からマジ。面白さとマジがぶつかっちゃってえらく中途半端。こんな邦題つけといてコメディだと思うに決まってるのにー。こういう作りはコメディにはいただけない。
ジャスティンはキャラからしてもほとんどコメディ的な演技だったので、どうやらカットされまくったようだ。特典映像にはその数々が。別エンディングのジャスティンは見ものなんだけど・・・まあ、流れからいってこのエンディングにならなかったのは当然かと。可哀想なジャスティン。

黒髪とこれまた真っ黒なぶっとい眉毛。愛嬌がある顔だがカッコいいとはちょっと違う。絶対コメディ向きのルックスだと太鼓判を押してあげよう。
「ダイ・ハード4.0」への大抜擢はとっても嬉しかった。今後これでどういうオファーが増えていくかわからないが、お願いだからコメディ路線は絶対に捨てないでくれ!