トロン:レガシー2010年12月30日 04時02分38秒

トロン:レガシー TRON:LEGACY
2010 米 監督:ジョセフ・コシンスキー
ギャレット・ヘドランド ジェフ・ブリッジス オリヴィア・ワイルド マイケル・シーン ブルース・ボックスライトナー ジェームズ・フレイン


映画レビューというか・・・3Dデビュー記念ということで。

え、今頃?とお思いでしょうがそうなのです。
どうしても観たいものが3Dで、上映があれば遠出してしてでも2Dを観に行ってました。それほど観たくなければパスしてたくらい3Dに対してはずっと抵抗があって避けてきました。「アバター」さえも2Dで観ましたし。
そこまでして避ける理由は、

① 鑑賞料金が高い!ただでさえ高いと思っているのに輪をかけて高い!
② メガネが気になる(と思う)。
③ 3D映像効果にほとんど興味がない。

特に③ですが、私は、映画はストーリーと役者と演出が勝負と思っているので、映像にあまり重きを置いていないんです。3D効果はエンタメ系の映画において迫力倍増効果があるのでしょうが、映像効果に頼らなくても演出や現在の特殊効果だけでも十分に迫力満点の作品はたくさんありますし。
結局映画は中身。エンタメは好きですが映画はあくまで映画。その昔ディズニーランドでやっていた「キャプテンEO」のようなアトラクションではないと思っているので。

さて今回デビューとなった作品「トロン:レガシー」。
3Dのみ上映だっていうんで困りました。近所のシネコンはやっぱり特別上映で割引等が一切使えない。で、探してみたところありました!
3Dにもいくつか方式があって、そのうちXpanD方式を採用している劇場では割引サービスが使えるんですねぇ。私が使ったのは レディースデー + 3D で1400円。ただし交通費が320円かかりましたけど・・・それでも2000円以下だったので行くことにしました。交通費がもっとかかれば見送ったかもですね~。

で、「トロン:レガシー」ですが、1982年のオリジナルはジェフ・ブリッジスが主演で、今回はその続編なんだね。観てないのでストーリーも設定も何にも知らない状態で、予告でその世界観がなんとなくわかった程度。オリジナルは観たかったのは主人公役のギャレット・へドランドだしー。合わせてこのゲーム的な感じなら3Dで観てもありかなと。
結果・・・まあまあでしょ(笑)。

やっぱり3Dは好みじゃない。メガネは慣れてしまえばさほど気にならないみたい。XpanDのメガネは他に比べてより重いらしいので、そっちで観ればなお気にならないでしょう。まあ、これで気にならないならもっと高額なそっちを観る必要ありませんけど。

私が気になったのはまた別で、画面の“暗さ”。

ストーリー的に父子のドラマ部分があってそこは2Dで観たい部分。メガネを外して生の明るさにびっくりするくらいメガネをかけると暗い!3D効果のために明るさを犠牲にするなら3Dなんかいらないやと思いました。今回の「トロン:レガシー」は舞台が異空間というかいつも夜っぽく自然光をあまり感じさせない場面が多かったのでまだいいかと思いましたが、太陽や海など光がいっぱいのシーンをメガネによってトーンダウンさせるようなら観たくないです。「ナルニア国」最新シリーズも3Dの予定だそうですが2Dもあるようなので絶対に2Dだな。「ハリポタ」はどうだろう?
現在、明るさに差が出ないのはIMAX方式だけだそうですがこれは劇場が少ないよね。料金はさらにお高めですかね?条件によりではありますが “3Dなら観ない”と思う客は私だけではないと思うのだけど少ないのかしら?そんな客層もあるんだからせめて3Dのみの公開ってやめて欲しいんですがー。 3Dを作る以上コスト関係上そうもいかないとかあるんでしょうねぇ。でも将来的にそんなにポピュラーなものにはならないと思うんだけどな。作品によっては 3Dにする意味がないものがたくさんあるでしょうし。
なんて3Dデビューでありました。

ネタバレになるけど・・・

全編に渡って夜と異空間の場面が多かった本作。だからメガネによる暗さも「まあいいか」と思ったのですが、ラストシーンの展開がこのメガネによる暗さがあることが致命的。私はメガネを外してました。
自然光の明るさはやっぱり美しい。