ユアン・マクレガーとジュード・ロウ2005年08月15日 21時20分43秒

リトル・ヴォイス(1998) -ユアン・マクレガー-
リトル・ヴォイス(1998)
-ユアン・マクレガー EWAN McGREGOR  1971/3/31 UK-

ハリウッド映画でよく見る英国俳優の最たる人といえば現在はこのふたりじゃないだろうか。当り前のようにアメリカ人役をオファーされるのだから大変な人気だ。

それでもユアン・マクレガーを最初に見たのは「トレインスポッティング」だったから純粋の英国映画だったんだよね。「トレスポ」自体が強烈なインパクトのある作品だったのでユアンの印象も最初はエキセントリックだった。が、その後観る作品ごとにまったく印象が違うのでびっくり。本人がどう思ってるのか知らないが好き嫌い関係なく“何でも来い”って精神なんだろうか?汚れ役から耽美系、ピュア系、コスチュームもの、SF、ミュージカルまで。とりあえずなんでもこなしてる気がする。私が好きなのは「ブラス!」や「リトル・ヴォイス」のピュアなイメージの彼。
素の彼ははっきり物を言うタイプで何度かハリウッドに対する批判を聞いたことがある。基本的にこの人もやんちゃ坊主タイプなんだろうな。皮肉屋の英国人らしくとんがって見えちゃうけど。口をめいっぱい横に広げて“にかーっ”っと笑うあの笑顔がたまらん。「ムーラン・ルージュ!」ではそれに加えて目をきらきらさせていた。この笑顔はかなり前の英会話教室のCMでたくさん見られたがこれのセピア色のポスターがめちゃめちゃ欲しかったー。

ジュード・ロウは今見られる限りで世界で一番美しい人だと思っている私。ブロンドの巻毛にあの端整な顔立ち、そうそういないって。この美しい顔は善人は勿論やな奴でもOK。「リプリー」の彼は天下一品。評判は様々だけど「スカイ・キャプテン」も彼の美しさを堪能できる。現実世界じゃないファンタジックな映像が非現実的な美しさをなお引き立たせていたと思う。クラシックなコスチュームものも勿論いける。これからもオファー殺到で大忙しのようだから今後もいろんな彼を見られることだろう。

このふたりは次に何がきても面白く観られそうな気がしていい。ハリウッドで活躍したかと思えば英国に戻ってジョニー・リー・ミラーも参加する「ナチュラル・ナイロン」製作の小品を手掛けたり。うまくバランスを取ってやっていたよう。
余談だが、この二人に限らずイギリス人俳優に言えることだがフルヌードもまったく厭わないのでよく脱いでる。もうびっくりの度を超えていて慣れてしまったかも。見た目に美しいからあまりやらしく感じないしね。
初出:2005/3/27(日) 午前 8:02


既出コメント:

ジュード・ロウ素敵ですよね~っ! 私、好きです・・・
2005/3/27(日) 午前 8:09 [ wm8wm8wm ]

ジュードは今後もいろいろやってくれそうで楽しみな人です。「ロード・トゥ・パーディション」には驚いたけどあれも彼の一面。バランス良く美しい役もやってくれるから良いのですよね。
2005/3/28(月) 午後 7:54 [ mekabucchi ]

ユアンは物凄く隙ってわけじゃないのに、時々物凄く彼のスコティッシュが聞きたくなります(笑) そして彼の歌声も好きなんですよねぇ~♪ ジュート&ジョニーだったら“ロンドン・ドッグス”が大好き! サントラまで買ってしまいました(笑)サントラでは、ジュードもちゃんと1曲歌ってます。
2005/3/30(水) 午後 10:51 [ aikirin ]

ユアンは、あの声がなんとも言えずいいですよね。私の中では、「普通じゃない」のユアンが1番好きです。ジュードの「リプリー」は金持ちのぼんぼんぶりが良かったです。綺麗だし。うん、綺麗なお顔。綺麗すぎて演技力が認められてない気がするなあ。(^_^;)
2005/4/29(金) 午後 11:13 [ tabou ]

ユアンは舞台経験があるんですかね。あの伸びのある歌声。声量もありそうだし。ジュードも舞台で生で観たりしたら卒倒しそうに美しいのかも。後光が差してたりしてね。
2005/4/30(土) 午前 10:07 [ mekabucchi ]

ロバート・カーライル2005年08月15日 21時28分32秒

フル・モンティ(1998)
ROBERT CARLYLE   1961/4/14 UK 

英国映画に興味を示すようになり、劇場にまで足を運ぶようになった最初の作品が「フル・モンティ」。本作はアカデミー賞が絡んだことで話題になり、英国映画のヒューマンコメディの代表作的存在になっていたと思う。
で、ロバート・カーライルを認識したのでこの印象が基本になってしまった。実は先に観た「トレスポ」での彼と重ならなくて後で確認したほどだ。あの狂気的なエキセントリックさと「フル・モンティ」での情けない男の一面を持ち合わせる彼もまた相当な演技派。
やはり「トレスポ」での印象が強いのかハリウッド資本の入った作品ではエキセントリックな役が目立つが、私はやっぱり「フル・モンティ」の彼が好き。あの細身の身体で、たばこをくわえてせわしなくクルクル動き回る。なんともいえないあのコメディセンスは彼独特の持ち味だと思う。
ただ、チンピラ風情の役が続き違うタイプの彼をほとんど知らない。タイプキャストが定着してしまっているのか、単に他の作品が出回ってないだけなのか、追いかけてはいないのでわからないのだけど、もっともっと見たい俳優なのでこれからも注目したい。
初出:2005/3/28(月) 午後 8:02


既出コメント:

トレスポの“ぶっ飛びベグビー”で彼にハマりました! “フェイス”のような男の哀愁を感じさせる役を演じている時が、実はかなり好きです。 そしてグラスゴー訛りが最高ですね(笑)
2005/3/30(水) 午後 10:46 [ aikirin ]

最近「リトル・ストライカー」を観ました。今までで最高に地味なロバカでした。なんかやってくれるんじゃないかと密かに身構えてしまいましたが最後まで地味でしたわ。(笑)ショーン・ビーンの「ドリーム・ゴール」が好きなので英国産のサッカー映画は贔屓目に観てしまうのですが、なかなか好印象でしたよ。
2005/4/3(日) 午後 4:34 [ mekabucchi ]

「プランケット&マックレーン」の映画で彼に夢中になりました。さり気無くやさしい彼は最高にいいです。チンピラ役は多いですが、その中に彼なりのやさしさが入っているんです。(というか可愛らしさですかね)出来ればたくさんの映画を見て欲しい!「GO NOW」は必見ですよ。
2005/4/29(金) 午前 9:13 [ tabou ]

ろばかはどんなにチンピラでもろくでなしでも憎めない何かがあるんですよね。優しさを感じることあります、あります。結構TVMっぽい作品がレンタルでたくさんでてますね。しらみつぶしに当たってみようかな。
2005/4/29(金) 午後 1:36 [ mekabucchi ]