太陽に恋して2007年12月09日 12時31分45秒

太陽に恋して(2000)
太陽に恋して IM JULI
2000 ドイツ 監督:ファティ・アキン
モーリッツ・ブライブトロイ クリスティアーネ・パウル ビロル・ユーネル

ハンブルグで教師を目指すブライブトロイは面白味のない堅物男。そんな彼を見つめていた露天商のパウルにお守りの指輪を売りつけられたのが運命の旅の始まり。彼は運命と信じた女性を追ってイスタンブールへ!

「愛より強く」のファティ・アキン監督作。あの激しい愛の物語を紡ぐ人がこんなにキュートで可笑しく楽しい映画を作っていただなんて!なんとも楽しい映画に出会えて嬉しいったらない。この映画、公開されていたのも知らなかったが、なかなかDVD化もされていなかった。激しく薦めてくれていた映画仲間に感謝であります。欲を言えば、この楽しさは劇場で他の観客たちと同じ空気の中で分かち合いたかったよ~!

アジア系、中東系にまったく興味の持てない私だが、ファティ・アキンはツボだ。今後は見逃すまい。音楽も非常に気に入っている。ロックと中東系のミックスされた不思議な旋律が非常に心地よい。
また、ドイツのハンブルグからハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、トルコへと向うロードムービーで、それぞれの地の風景がまた楽しいんだな~。
余談だが日本の写真、映像はどちらかと言うとブルー気味。というか、肌色をきれいに見せる色合いを目指しているんだと思う。その典型がフジフィルム。しかし、世界的には黄色がかったコダックが主流(だった?今もそう?)。まさしく太陽の色だ。人々が、風景が生き生きとして見える色。原色に近い強さとまさしく太陽のもたらす熱による温度が感じられる色。
ロードムービーにはやっぱりこの色が必要だろう~とあらためて思ってしまう映画だった。
あまり評判の良くなさそうな邦題だが、そういう意味でも私は嫌いじゃない。この作品のモチーフである“太陽”をタイトルに入れたかった気持ちもわかる。

主演のモーリッツ・ブライブトロイ。彼の独特なルックス故か性格的に歪んだ人物の役が最近特に多い気がするが、どこか間が抜けていて可笑しいこのキャラクター。非常に楽しかった。「ラン・ローラ・ラン」以来の普通のどこにでもいる青年。シリアスな作品が多いけどコメディも非常に可笑しくて良いよね。
ビロル・ユーネルをちらりと見られたのも嬉しい。相変わらず怪しい雰囲気がなんかかっこいいぞ。(笑)
露天商の彼女、クリスティアーネ・パウルがとても笑顔が可愛い。からからと笑ったり、悲しそうな表情を見せたり、生き生きとしてまさに太陽を身につけた女性だ。誰かに似てるなあと思って見ていたがミニー・ドライバー?いや、そこまでくどくない。タラ・フィッツジェラルドかな?彼女をもっと奔放にさせたような感じ。いやー、実に魅力的な女性だった。

旅の間の数々の偶然、幸運。有り得ね~、んだけどいいじゃないのさ。有りだよ有りっ!おかげで何度声を上げて笑わせてもらったことか。ラストも読めてもお約束でも大歓迎。楽しい映画の真骨頂を味わった。
丁度気分的に落ち込んでいる時で、この映画を観られたことに感謝したい。他にもいいことが重なってやなことなんか吹き飛んだ、とってもいい週末になって幸せ~。
今年の下半期ベスト映画に決定!

私もヒロインと同じ7月生まれの獅子座。太陽を身に着けた女のクセに、夏が苦手で暑いの大嫌い。からっと明るくもなく、小さなことでいじいじぐじぐじ。なんとかならんかね~といつも思っているんだけど・・・。それにしては諦めが早く、開き直りも早い。単純でいいことがあるとすぐ喜ぶ。気分の変わりが早い。そこはやっぱり獅子座の性質か?(笑)
考えてしまう映画も心に残るけど、基本は明るく楽しく、これからの行き先が見えるような結末の映画が好き。気分が明るくなる娯楽映画大好き!
物事はいい方向に考えて、明るく生きていきたいやね、うん♪

コメント

_ takbout ― 2007年12月17日 11時30分53秒

最近になってやっと観賞出来たのですが、すっごくいいですよねこの映画。
お人好しのモーリッツ君がとっても魅力的に見えました。

TBいたしましたので、宜しくお願いいたします。

_ めかぶ ― 2007年12月18日 19時13分00秒

おっ、takboutさんがこの映画を?
と思ったら、そうでした!ブライブトロイ君ねっ♪
久しぶりの普通の彼はなかなかいい感じでしたね。
性的嗜好に問題ある役ばかりがキャラクターじゃない。
いい作品を選んでどんどん活躍してもらいたいドイツ人俳優ですね。
でもごめん、私的にはダニエル・ブリュールの方が好みだわ。(笑)

_ fizz♪ ― 2008年02月06日 00時43分57秒

めかぶさん、こんにちは。
初めてお邪魔します、fizz♪と申します。
よろしくお願い致します。
とても楽しめた作品でしたが
意外と記事をUPしていらっしゃる方が少なかったので
検索して辿り着きました。
私も少し落ち込んでいたのですが、すっかり元気にしてくれた映画でした。
TBさせて頂きました。

_ めかぶ ― 2008年02月09日 23時25分43秒

fizz♪さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
こーーーんなに遅くなってしまってごめんなさい!
PCを開けたのも久しぶりで・・・。
blogの意味ないっす。
気ままに更新しておりますのでよろしかったらまた覗いてみてください。こちらこそよろしくお願いいたします。

私も気分的に落ち込んでいる時、元気にしてくれるような明るさの感じられる映画がやっぱり好きですね。

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_ マニアの戯言 - 2007年12月17日 11時25分46秒

Im Juli 2000年 ドイツ映画 監督 ファティ・アキン出演 モーリッツ・ブレイブトロイ クリスティアーネ・パウル マフメット・クルトゥルス メディル・ユネル 勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)車のトランクに訳あって死体を乗せているイザは、自分に近づいて来る1人の男に驚く。その男は車に乗せてくれというのだが、イザはどうにも嫌だった。だが、ある事をきっかけに彼を乗せたイザ。そして、旅の目的をその男に聞くと、彼はハンブルクから来たのだと話始める。ハンブルグで見習い教師をしているダニエルは、夏休み前に屋台で幸運の指輪を買わされた。その指輪のお陰か、その日の夜にメルクというトルコ人女性と出会い一目惚れするダニエル。そして、彼女を追いかけてイスタンブールへ出発するのだった。 勝手な感想(自分の思い込み多々)ほのぼのロードムービーコメディ。モーリッツ君らしい役柄でなんとも楽しい作品だった。モーリッツ君は、主人公の見習い教師ダニエル。さえない男というか、素直で人がいい奴というか。屋台で買わされた指輪は、実は売った女の子ユーリが、ダニエルに好意を抱いていて、どうにか彼との運命的な出会いを演出しようと考えた作戦のアイテムだったのだ。しかし、何故かダニエルは、違う女性に目がいってしまってというのが旅のきっかけになる。ベタだけど上手い演出で面白いと思ったのだ。それに意外と罪深いダニエル?(爆)ドイツのハンブルク(ちなみにティル君が住んでいるという噂の都市)からトルコのイスタンブールへ行く途中の出来事が冒頭のヒッチハイクへと繋がっていく。そして、トランクの死体も絡んでくる。すべてが繋がっていないようで、ラストには繋がってきた展開は、先読みも出来るけれども、なんだかドキドキもするという面白い物語の構成だった。とにかくモーリッツ君が最高にいいのだ!ドジで間抜けで鈍感で、どうしようもないけど、魅力的で素敵な男性に見えて来るから不思議なのだ。それにラストのキスシーンはなんか、すっごくかっこよく見えちゃったし!(重症?)ダニエルに好意を抱くユーリも可愛いし、乗せてくれたイザもなんとも個人的に引っかかるいい男だった。メガネ姿のモーリッツ君もなかなか楽しい感じだと思った。見終わってなんともほんわか、可愛い気持ちにさせてくれるいい映画だった。さて、幸いな事に今週からあの「素粒子」がレンタ

_ かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY - 2008年01月13日 12時11分05秒

キタ━━(゜∀゜)━━ッ!!  いいよ、コレ!
ロード・ムービー好きなら必見。最高に楽しいー。
極上のエンタメ映画。そして、ROMANTICー*

ハンブルグに住む教育実習生のダニエルがイスタンブールを目指す旅。すばらしい脚本力。すばらしい演出力。
テンポよくて飽きさせない、笑いあり、ハラドキあり、胸キュンあり。
『愛より強く』のようなシリアスに激しい大人の恋愛映画を撮ったファティ・アキン監督が4年も前にこんなに完成されたエンタメ映画を手がけていたなんて感無量。
次から次へとトラブルに見舞われてんやわんやな旅路なんだけど、出来事の一つ一つは何だかリアル。こーんな旅は大変だろ...

_ Have a movie-break ! - 2008年02月06日 00時37分49秒

『愛より強く』で痛みのような愛を描いたファティ・アキン監督の手でその4年前にこんなにもユーモラスで明るい愛のストーリーが創られていたなんて…いつものことながら、観てからあちこちと調べてみると良い意味でドイツ映画のイメージを覆したと世界各国の有名紙に...