アシュレー・ジャッド ― 2006年05月20日 10時03分20秒
ASHLEY JUDD 1968/4/19 USA
最初に見たのはどれだったんだろう。私が映画を観始めた時と同じ'95年のデビューからずっとコンスタンスに出演作品があり、彼女もすっかり馴染みの女優だ。
当初は「ヒート」、「評決のとき」、「ノーマ・ジーンとマリリン」、「ボディ・リップス」などブロンド美人の妖艶なイメージがあり、シャーリーズ・セロンと区別がつかなかった。
が、ちょっと違うかも?と思ったきっかけは「コレクター」や「ダブル・ジョパディ」などのサスペンス作品だった。色気のある女性が美女を狙う犯人に拉致されたりストーカーの標的になったりするのはよくあるパターンだが彼女の場合、恐怖に泣き叫びもするがそこでは終わらない。髪振り乱し泥まみれになって逃げまくり、あちこち傷だらけになっても戦っちゃう。彼女がなかなか根性見せまくりの女性を演じると非常に応援したくなってくる。このタイプは彼女には似合うと思われているのだろう。近年でも「ツイステッド」でも見せてくれる。
その一方で彼女が見せる女性の顔はとびきり優しい。「サイモン・バーチ」の母親、「あなたのために」の友人など脇役だが主人公にとってかけがえのない心のよりどころとなる重要な女性の役の彼女はとても印象に残る。美人な上に笑顔がとても親しみやすく安心感があるように思う。
彼女の妖艶さにはどこかクラシカルな感じがあって'30~'60年代を舞台とした作品ではその時代の衣装やメイクがよく似合う。「ノーマ・ジーンとマリリン」、「フリーダ」、「五線譜のラブレター」などまったく違和感がない。
でも私が一番好きなアシュレーは「恋する遺伝子」の彼女だ。この彼女は基本的に男っぽい。さばさばしていて現代人の女性としてばりばり仕事もこなす。しっかりと自己主張し感情豊かな女性だ。恋人に振られて爆発。そこでとった行動が笑わせるのが「恋する遺伝子」の本筋になっていくのだが、全編とおしてこれのアシュレーは可愛くて楽しくて魅力的。なぜ今まで彼女にロマンチックコメディが回ってこなかったんだろう?と思ったくらいだった。
アシュレー本人も男っぽい人なのかもしれない。生まれついての色っぽさ、まるでモデルのようなフォトジェニックさも彼女の大きな魅力だろうが、デビュー当初の脱ぎっぷりの良さ、大胆さはその表れかも。どこか快活であまりいやらしさが感じられないところが面白い。見た目は色っぽいのに言動が男勝りだったりするキャラが目立つのもそのせいかもね。
母親と姉がジャズシンガーだそうで女性ばかりの中で育ってきた環境も影響しているのかも。
これだけ幅の広い役を演じられるのはきちんと演技の勉強もしている上にアシュレー本人の資質が恵まれているからだろう。今後もいろんな作品でころころ変わる顔を見せて欲しい。泣いたりわめいたりぐしゃぐしゃになってもスクリーンで魅力的な女性。そういないぞ~。
最初に見たのはどれだったんだろう。私が映画を観始めた時と同じ'95年のデビューからずっとコンスタンスに出演作品があり、彼女もすっかり馴染みの女優だ。
当初は「ヒート」、「評決のとき」、「ノーマ・ジーンとマリリン」、「ボディ・リップス」などブロンド美人の妖艶なイメージがあり、シャーリーズ・セロンと区別がつかなかった。
が、ちょっと違うかも?と思ったきっかけは「コレクター」や「ダブル・ジョパディ」などのサスペンス作品だった。色気のある女性が美女を狙う犯人に拉致されたりストーカーの標的になったりするのはよくあるパターンだが彼女の場合、恐怖に泣き叫びもするがそこでは終わらない。髪振り乱し泥まみれになって逃げまくり、あちこち傷だらけになっても戦っちゃう。彼女がなかなか根性見せまくりの女性を演じると非常に応援したくなってくる。このタイプは彼女には似合うと思われているのだろう。近年でも「ツイステッド」でも見せてくれる。
その一方で彼女が見せる女性の顔はとびきり優しい。「サイモン・バーチ」の母親、「あなたのために」の友人など脇役だが主人公にとってかけがえのない心のよりどころとなる重要な女性の役の彼女はとても印象に残る。美人な上に笑顔がとても親しみやすく安心感があるように思う。
彼女の妖艶さにはどこかクラシカルな感じがあって'30~'60年代を舞台とした作品ではその時代の衣装やメイクがよく似合う。「ノーマ・ジーンとマリリン」、「フリーダ」、「五線譜のラブレター」などまったく違和感がない。
でも私が一番好きなアシュレーは「恋する遺伝子」の彼女だ。この彼女は基本的に男っぽい。さばさばしていて現代人の女性としてばりばり仕事もこなす。しっかりと自己主張し感情豊かな女性だ。恋人に振られて爆発。そこでとった行動が笑わせるのが「恋する遺伝子」の本筋になっていくのだが、全編とおしてこれのアシュレーは可愛くて楽しくて魅力的。なぜ今まで彼女にロマンチックコメディが回ってこなかったんだろう?と思ったくらいだった。
アシュレー本人も男っぽい人なのかもしれない。生まれついての色っぽさ、まるでモデルのようなフォトジェニックさも彼女の大きな魅力だろうが、デビュー当初の脱ぎっぷりの良さ、大胆さはその表れかも。どこか快活であまりいやらしさが感じられないところが面白い。見た目は色っぽいのに言動が男勝りだったりするキャラが目立つのもそのせいかもね。
母親と姉がジャズシンガーだそうで女性ばかりの中で育ってきた環境も影響しているのかも。
これだけ幅の広い役を演じられるのはきちんと演技の勉強もしている上にアシュレー本人の資質が恵まれているからだろう。今後もいろんな作品でころころ変わる顔を見せて欲しい。泣いたりわめいたりぐしゃぐしゃになってもスクリーンで魅力的な女性。そういないぞ~。
エド・ハリス ― 2006年04月10日 21時40分33秒
ED HARRIS 1950/11/28 USA
どんな作品でも安心して見ていられる名優。今や重要な脇役でお馴染みの顔だが、その圧倒的な存在感が時に主役を喰う程。敵であったり上司であったり父であったり、カリスマのある犯罪者から孤高の芸術家までその役柄は様々で、そのどれをとっても感心させられる。
70年代後半からスタートしたキャリアはこの25年ほどで40本以上の作品を数える。最近は主演に加えて「ポロック」で監督にも進出し評価されている。
映画を観始めた当初から彼のことは見ている気がするので、最初に見たのが「アポロ13」か「ライトスタッフ」か「ザ・ロック」か・・・いずれにしてもどれもこれも印象深い。
「アポロ13」はNASAのアポロ13計画の責任者。白いベストの彼である。知的で頼りがいのある上司として理想的な人物。役の偉い人度ではこれが一番かな?
逆に精鋭スタッフの一人だった「ライトスタッフ」は今となっては懐かしい。もう彼が大勢の中の一人という役で見ることはないだろう。フレッド・ウォードやデニス・クェイドとアストロノーツになるためのテストで張り合うのが子供みたいで可愛かった。
重厚な感じがありながらもどこかアウトローな雰囲気があるのもこの人の魅力。独自の考えを持って捜査に当たる「目撃」の刑事。海底基地で奮闘する「アビス」の超頑固な男などはその典型。
これを変化球で展開させて見方を変えると強烈な悪役になるのだな。「ザ・ロック」の犯行の首謀者、「スターリングラード」のスナイパーはカリスマ性があってぞくぞくするほどかっこいいんだ、これが!
最近はそこに年齢と共にサイコな味付けがされてきた。「白いカラス」の暴力男、「戦争のはじめかた」の偏執おやじ。新作の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」では特殊メイクで形相まで変えて・・・嬉々として演じているように見えるのは気のせいか?
さらに悪役色濃厚路線に留まらず「ポロック」では感性が鋭すぎる画家、「めぐりあう時間たち」の余命幾許もない作家など気迫を感じる演技がここ最近続いている。
ところでこんな彼に私は大人の男の色気を感じることしばし。「ポロック」は激しい男でもあるが妻に見せる一瞬の表情にどきどきしたし、「めぐりあう時間たち」の彼も射るようなあの目と華奢な身体が病人役とはいえセクシーだった。こんな男は得てして愛される運命にある。
「ミルク・マネー」や「グッドナイト・ムーン」のような毒のない男だと今度は持ち前のダンディズムが女を魅了するようで・・・。なかなか役得♪
しかし私にとって究極のエド・ハリスは「トゥルーマン・ショー」のクリストフ。
支配者であり人格者、子供のような夢を持ち合わせたクリエイターであり、ちょっとサイコちっくな悪役でもありつつ、我が子を見る父親のような彼はあの愛しげなまなざしでジム・キャリー演じるトゥルーマンを見つめ続ける。
クリストフは言ってみれば“神”だ。究極のこの役を演じるエドがとにかく素晴らしい。
この年彼はGG賞を受賞したがアカデミー賞は受賞ならず。以後も助演に主演に何度もノミネートされているが・・・。でもやっぱり「トゥルーマン・ショー」でオスカーあげたかったなー。
またこんなすごい役が来ることを願う!
初出:2006/4/1(土) 午前 0:26
どんな作品でも安心して見ていられる名優。今や重要な脇役でお馴染みの顔だが、その圧倒的な存在感が時に主役を喰う程。敵であったり上司であったり父であったり、カリスマのある犯罪者から孤高の芸術家までその役柄は様々で、そのどれをとっても感心させられる。
70年代後半からスタートしたキャリアはこの25年ほどで40本以上の作品を数える。最近は主演に加えて「ポロック」で監督にも進出し評価されている。
映画を観始めた当初から彼のことは見ている気がするので、最初に見たのが「アポロ13」か「ライトスタッフ」か「ザ・ロック」か・・・いずれにしてもどれもこれも印象深い。
「アポロ13」はNASAのアポロ13計画の責任者。白いベストの彼である。知的で頼りがいのある上司として理想的な人物。役の偉い人度ではこれが一番かな?
逆に精鋭スタッフの一人だった「ライトスタッフ」は今となっては懐かしい。もう彼が大勢の中の一人という役で見ることはないだろう。フレッド・ウォードやデニス・クェイドとアストロノーツになるためのテストで張り合うのが子供みたいで可愛かった。
重厚な感じがありながらもどこかアウトローな雰囲気があるのもこの人の魅力。独自の考えを持って捜査に当たる「目撃」の刑事。海底基地で奮闘する「アビス」の超頑固な男などはその典型。
これを変化球で展開させて見方を変えると強烈な悪役になるのだな。「ザ・ロック」の犯行の首謀者、「スターリングラード」のスナイパーはカリスマ性があってぞくぞくするほどかっこいいんだ、これが!
最近はそこに年齢と共にサイコな味付けがされてきた。「白いカラス」の暴力男、「戦争のはじめかた」の偏執おやじ。新作の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」では特殊メイクで形相まで変えて・・・嬉々として演じているように見えるのは気のせいか?
さらに悪役色濃厚路線に留まらず「ポロック」では感性が鋭すぎる画家、「めぐりあう時間たち」の余命幾許もない作家など気迫を感じる演技がここ最近続いている。
ところでこんな彼に私は大人の男の色気を感じることしばし。「ポロック」は激しい男でもあるが妻に見せる一瞬の表情にどきどきしたし、「めぐりあう時間たち」の彼も射るようなあの目と華奢な身体が病人役とはいえセクシーだった。こんな男は得てして愛される運命にある。
「ミルク・マネー」や「グッドナイト・ムーン」のような毒のない男だと今度は持ち前のダンディズムが女を魅了するようで・・・。なかなか役得♪
しかし私にとって究極のエド・ハリスは「トゥルーマン・ショー」のクリストフ。
支配者であり人格者、子供のような夢を持ち合わせたクリエイターであり、ちょっとサイコちっくな悪役でもありつつ、我が子を見る父親のような彼はあの愛しげなまなざしでジム・キャリー演じるトゥルーマンを見つめ続ける。
クリストフは言ってみれば“神”だ。究極のこの役を演じるエドがとにかく素晴らしい。
この年彼はGG賞を受賞したがアカデミー賞は受賞ならず。以後も助演に主演に何度もノミネートされているが・・・。でもやっぱり「トゥルーマン・ショー」でオスカーあげたかったなー。
またこんなすごい役が来ることを願う!
初出:2006/4/1(土) 午前 0:26
イーサン・ホーク ― 2006年04月04日 20時59分00秒
ETHAN HAWKE 1970/11/7 USA
私が映画を観始めた頃から現在に至るまでコンスタンスに活動してくれている不動の人のひとり。今までに観てきた彼の出演作品数は19本。実際、子役から始まる彼の俳優人生はもう20年。多分30本以上はあるだろうな。
で、何ゆえに今頃の登場なのか?本日観た彼の19本目「アサルト13 要塞警察」での彼がもの凄く気に入ったからである。彼をほれぼれするほどかっこいいと思ったのは今回が初めてだった。(笑)
「エクスプロラーズ」「晩秋」の子役時代から顔は変わっていない。利発そうなハンサム、一見すると女の子っぽい線の細そうな容姿。変わらないまま成長してよかったね。
「生きてこそ」や「いまを生きる」などティーンネイジャーのアンサンブル共演作品から始まり、90年代のフラットパック世代俳優の仲間入りはもちろん「リアリティ・バイツ」があるから。容姿だけじゃなくて才能も覗える良質な作品に恵まれて彼の好調なキャリアが益々UPしていく。小品だが「真夜中の戦場」なんて地味だけど共演者も素晴らしくほんとにいいエージェントに巡り逢えたとしか思えない作品の数々。
で、決定的なのが「恋人までの距離」。この作品に出会えたのは彼の俳優人生の中でも運命だね。
90年代後半は大作に続々出演。すっかり“スター”だが、私が彼の作品としても演技としても一番だと思っているのが「ガタカ」。実はこれで一番印象に残っているのはジュード・ロウの方で彼の輝かしさに隠れてしまいそうではあるがこれはしょうがない。かなり複雑なキャラクターを演じたホークは賞賛に値する。これは演技力のない俳優だったらジュードだけが目立ってあそこまで面白くなかった可能性大。あそこまで堪えたのは絶対にホークならではだと思う。
2000年初頭、自分の企画や監督などもするようになってきたがこれはじつはあまり私の好みに合わなかった。容姿も30代突入後はちょっとおやじ臭くなってきた感じがあっていつ見てもいまいちの感が拭えなかったのだけど、ここ最近になってまた変化が。
「トレーニング・デイ」で新人の刑事役でデンゼル・ワシントンと渡り合い清潔で正義感を貫く姿勢を見せた演技が光っていた。今までのじじむささは何だったのか?と思うような好演。これは彼の持ち味ではないのか?やっとそこのところに気がついたのだろうか?
決して高潔な人物だけをやってろとは言わないが、基本的に汚れていても精神面は失われていない人物を演じるのがかなり得意なのではないかと思われる。そこにきて自分も脚本に参加した企画「恋人までの距離」の続編「ビフォア・サンセット」が大評判。小奇麗に成長した30代半ばの彼はかなり良い。
最近の「ロード・オブ・ウォー」そして今回の「アサルト13」も同系の良心を失っていない男で作品の中のキャラクターが彼によってとても活かされているのがわかる。
「アサルト13」はその最たる魅力爆発。決して欠点のない人物ではなくトラウマを抱えたキャラクターだが非常に魅力的なので、彼の演技としても作品としても文句なしの1本。非常に面白かった!
ここにきてまた良質の作品との巡り合わせが良いように思えるホーク。頭の良い人で脚本を見る目も鋭いようだ。自分の企画ともうまくかみ合うような脚本を選んで、これからも40代、50代と自分の魅力を存分に発揮していってもらいたい。
初出:2006/2/19(日) 午前 0:07
私が映画を観始めた頃から現在に至るまでコンスタンスに活動してくれている不動の人のひとり。今までに観てきた彼の出演作品数は19本。実際、子役から始まる彼の俳優人生はもう20年。多分30本以上はあるだろうな。
で、何ゆえに今頃の登場なのか?本日観た彼の19本目「アサルト13 要塞警察」での彼がもの凄く気に入ったからである。彼をほれぼれするほどかっこいいと思ったのは今回が初めてだった。(笑)
「エクスプロラーズ」「晩秋」の子役時代から顔は変わっていない。利発そうなハンサム、一見すると女の子っぽい線の細そうな容姿。変わらないまま成長してよかったね。
「生きてこそ」や「いまを生きる」などティーンネイジャーのアンサンブル共演作品から始まり、90年代のフラットパック世代俳優の仲間入りはもちろん「リアリティ・バイツ」があるから。容姿だけじゃなくて才能も覗える良質な作品に恵まれて彼の好調なキャリアが益々UPしていく。小品だが「真夜中の戦場」なんて地味だけど共演者も素晴らしくほんとにいいエージェントに巡り逢えたとしか思えない作品の数々。
で、決定的なのが「恋人までの距離」。この作品に出会えたのは彼の俳優人生の中でも運命だね。
90年代後半は大作に続々出演。すっかり“スター”だが、私が彼の作品としても演技としても一番だと思っているのが「ガタカ」。実はこれで一番印象に残っているのはジュード・ロウの方で彼の輝かしさに隠れてしまいそうではあるがこれはしょうがない。かなり複雑なキャラクターを演じたホークは賞賛に値する。これは演技力のない俳優だったらジュードだけが目立ってあそこまで面白くなかった可能性大。あそこまで堪えたのは絶対にホークならではだと思う。
2000年初頭、自分の企画や監督などもするようになってきたがこれはじつはあまり私の好みに合わなかった。容姿も30代突入後はちょっとおやじ臭くなってきた感じがあっていつ見てもいまいちの感が拭えなかったのだけど、ここ最近になってまた変化が。
「トレーニング・デイ」で新人の刑事役でデンゼル・ワシントンと渡り合い清潔で正義感を貫く姿勢を見せた演技が光っていた。今までのじじむささは何だったのか?と思うような好演。これは彼の持ち味ではないのか?やっとそこのところに気がついたのだろうか?
決して高潔な人物だけをやってろとは言わないが、基本的に汚れていても精神面は失われていない人物を演じるのがかなり得意なのではないかと思われる。そこにきて自分も脚本に参加した企画「恋人までの距離」の続編「ビフォア・サンセット」が大評判。小奇麗に成長した30代半ばの彼はかなり良い。
最近の「ロード・オブ・ウォー」そして今回の「アサルト13」も同系の良心を失っていない男で作品の中のキャラクターが彼によってとても活かされているのがわかる。
「アサルト13」はその最たる魅力爆発。決して欠点のない人物ではなくトラウマを抱えたキャラクターだが非常に魅力的なので、彼の演技としても作品としても文句なしの1本。非常に面白かった!
ここにきてまた良質の作品との巡り合わせが良いように思えるホーク。頭の良い人で脚本を見る目も鋭いようだ。自分の企画ともうまくかみ合うような脚本を選んで、これからも40代、50代と自分の魅力を存分に発揮していってもらいたい。
初出:2006/2/19(日) 午前 0:07
アーロン・エクハート ― 2005年10月22日 12時48分33秒
AARON ECKHART 1968/3/12 USA
こう言ってしまっては何だが、かっこいい!と見とれるほどでもなく個性的かというとでもなく顔も憶えにくいほうの人だった。役柄も主人公の恋人、夫、同僚、敵役と3~4本続けて観てようやく認識できたと思った途端に主演作が増えてきた。
主演でもやっぱりこの人は地味だ。すっごく普通の人なのだ。その普通っぽさがいいのだなと思えてきた。
地味なのだが出演作品の共演者がかなり豪華だ。「エリン・ブロコビッチ」で恋人役だったジュリア・ロバーツ。「ベティ・サイズモア」で妻だったのはレニー・ゼルウェガー。「プレッジ」で相棒だったのはジャック・ニコルソン。「ペイチェック」ではベン・アフレックを敵に回した。豪華キャストが勢揃いの「エニイ・ギブン・サンデー」にも出演している。
私があらためて注目したのは「ザ・コア」の教授。最初は“エクハートがディザスタームービーの主演?”と思ったのだが、普通の人が地球を救うために大奮闘。普通の人だからこそのしみじみとした良さを感じた。
「抱擁」で初めてラブストーリーの彼を観た。が、強烈に恋を語るのはもう一組のジェレミー・ノーザムとジェニファー・エールで、グィネス・パルトロウとのたどたどしい関係がかえって印象に残った。「エリン・ブロコビッチ」でジュリアと恋人同士の役だったにもかかわらずラブラブ感を感じた記憶がない。「ザ・コア」でも船内にヒラリー・スワンクと二人きりになってもあまり恋愛モード突入の雰囲気にならないから不思議。1本だけセックスをテーマにしたコメディ「僕らのセックス、隣の愛人」があったが、エクハートもベッドシーンがあったのになんでやらしく感じなかったのかな?まあ、セックスをかなりドライに捉えていたのもあるだろう。だからエクハートがキャスティングされたのかも?とにかく恋愛モードのそういうイメージが希薄なんだなぁ。
新作の「サスペクト・ゼロ」は彼の主演でサスペンス。ちょっと精神的に複雑なFBI捜査官の役で熱演ぶりがうかがえたが、でもやっぱり普通の人っぽい。
普通の人ならではの視点で恋愛もサスペンスも語ってくれるエクハートのような人は派手な脚本が飛び交う中では意外に貴重かも。今後も順調にキャリアを伸ばしていってくれるといいな。なんだかんだ言っても結構好きだわ。
初出:2005/5/8(日) 午後 10:36
(前に挙げたのを忘れて再度登場。かぶってる部分もありますがそのままにします。かなり気に入ってるってことかな?)
先に挙げた「ザ・コア」で注目した一人。一応主演なんだと思うが同年に公開された「ミッシング」ではなんと始まって30分程度で画面からいなくなってしまった。「抱擁」「サスペクト・ゼロ」などでは主演だが「ペイチェック」では敵役。まだ主演作と脇役が交互に繰るような微妙なポジションのエクハートである。
最初に見たのは「エリン・ブロコヴィッチ」のジュリア・ロバーツの恋人だったのだが実はまったく印象に残っていない。再見で確認した。キャラクターとしてはジュリア演じるエリンを理解し家庭をバックアップしてくれる優しいいい男だったようなのだが、外見が髭面のアウトサイダーでまったく私には魅力的に見えなかったと思われる(笑)。
「ベティ・サイズモア」ではレニー・ゼルウェガーのろくでなしの夫で情けない死に方をして前半で消える。「プレッジ」ではジャック・ニコルソンの相棒刑事で飛び飛びで顔を見せるがいかんせんニコルソンの強烈な演技の陰に隠れてあまり印象に残らない。
「エニイ・ギブン・サンデー」も大勢のキャストに紛れてしまって記憶が・・・。どんな役だっけ?
初期の頃の作品「僕らのセックス、隣の愛人」はインデペンデント系のためか結構役的には大きい。優しい人柄が多いエクハートにしては、セックスに絶大の自身を持っている横柄な男でちょっと意外な気がした。この作品での彼の役にはオチがあり、ちょっと見所的な役割も果たしている。
「抱擁」で初めて彼の純粋なラブストーリーを観た。相手がグィネス・パルトローなので彼女の映画になってしまった感じがするが、朴訥とした学者のエクハートは結構魅力的だった。「ザ・コア」でもそうだったけど何かひとつのことに打ち込む学者や教授といったキャラクターがこの人には似合うんじゃないか?
主演した「ザ・コア」のエクハートがやっぱり私は一番好きかな。地味な顔だけどどこか優しさを感じる。こういうタイプってへたするとそれが災いしてビル・プルマンのような状態にもなりかねないのだけどねー。これからの脚本選びがポイントかもしれない。
本人がそう感じているとは無論思わないが、「ペイチェック」の敵役や「サスペクト・ゼロ」の精神上に何かを抱えた男の役を演じるなどちょっとイメージを変えた作品も出てきた。
「僕らの・・・」のようなインデペンデント系で見せたクセのある男もやってて楽しかったに違いない。ハリウッドメジャー、インデペンデント系に拘らずこれからもいろいろな顔を見せてくれるのかもしれない。
初出:2005/9/24(土) 午後 11:00
既出コメント:
私も「ザ・コア」のエクハート、大好きです!アウトドア派っていうか腕力勝負みたいなルックスっぽいのに、実はインテリなんですみたいなキャラクターが似合いますね。ごつい感じと繊細な面が隣り合わせで、出演作をつい追いかけてしまいます。
2005/9/25(日) 午前 10:55 [ macalius_club ]
世間ではいまいち評価の低い「ザ・コア」ですが、これのエクハートに好感を持ってくれるなんてやっぱりくらぶさんですわ(笑)。これからも気になった人はどんどん取り上げますが、また気に入ってくれる人がいたら嬉しいです。久々に見直してみたらエクハートは2度目の登場なのだった。なんだ、やっぱり気に入ってたんだわねー。引越しの際は1本にしよう。
2005/10/9(日) 午後 11:46 [ mekabucchi ]
こう言ってしまっては何だが、かっこいい!と見とれるほどでもなく個性的かというとでもなく顔も憶えにくいほうの人だった。役柄も主人公の恋人、夫、同僚、敵役と3~4本続けて観てようやく認識できたと思った途端に主演作が増えてきた。
主演でもやっぱりこの人は地味だ。すっごく普通の人なのだ。その普通っぽさがいいのだなと思えてきた。
地味なのだが出演作品の共演者がかなり豪華だ。「エリン・ブロコビッチ」で恋人役だったジュリア・ロバーツ。「ベティ・サイズモア」で妻だったのはレニー・ゼルウェガー。「プレッジ」で相棒だったのはジャック・ニコルソン。「ペイチェック」ではベン・アフレックを敵に回した。豪華キャストが勢揃いの「エニイ・ギブン・サンデー」にも出演している。
私があらためて注目したのは「ザ・コア」の教授。最初は“エクハートがディザスタームービーの主演?”と思ったのだが、普通の人が地球を救うために大奮闘。普通の人だからこそのしみじみとした良さを感じた。
「抱擁」で初めてラブストーリーの彼を観た。が、強烈に恋を語るのはもう一組のジェレミー・ノーザムとジェニファー・エールで、グィネス・パルトロウとのたどたどしい関係がかえって印象に残った。「エリン・ブロコビッチ」でジュリアと恋人同士の役だったにもかかわらずラブラブ感を感じた記憶がない。「ザ・コア」でも船内にヒラリー・スワンクと二人きりになってもあまり恋愛モード突入の雰囲気にならないから不思議。1本だけセックスをテーマにしたコメディ「僕らのセックス、隣の愛人」があったが、エクハートもベッドシーンがあったのになんでやらしく感じなかったのかな?まあ、セックスをかなりドライに捉えていたのもあるだろう。だからエクハートがキャスティングされたのかも?とにかく恋愛モードのそういうイメージが希薄なんだなぁ。
新作の「サスペクト・ゼロ」は彼の主演でサスペンス。ちょっと精神的に複雑なFBI捜査官の役で熱演ぶりがうかがえたが、でもやっぱり普通の人っぽい。
普通の人ならではの視点で恋愛もサスペンスも語ってくれるエクハートのような人は派手な脚本が飛び交う中では意外に貴重かも。今後も順調にキャリアを伸ばしていってくれるといいな。なんだかんだ言っても結構好きだわ。
初出:2005/5/8(日) 午後 10:36
(前に挙げたのを忘れて再度登場。かぶってる部分もありますがそのままにします。かなり気に入ってるってことかな?)
先に挙げた「ザ・コア」で注目した一人。一応主演なんだと思うが同年に公開された「ミッシング」ではなんと始まって30分程度で画面からいなくなってしまった。「抱擁」「サスペクト・ゼロ」などでは主演だが「ペイチェック」では敵役。まだ主演作と脇役が交互に繰るような微妙なポジションのエクハートである。
最初に見たのは「エリン・ブロコヴィッチ」のジュリア・ロバーツの恋人だったのだが実はまったく印象に残っていない。再見で確認した。キャラクターとしてはジュリア演じるエリンを理解し家庭をバックアップしてくれる優しいいい男だったようなのだが、外見が髭面のアウトサイダーでまったく私には魅力的に見えなかったと思われる(笑)。
「ベティ・サイズモア」ではレニー・ゼルウェガーのろくでなしの夫で情けない死に方をして前半で消える。「プレッジ」ではジャック・ニコルソンの相棒刑事で飛び飛びで顔を見せるがいかんせんニコルソンの強烈な演技の陰に隠れてあまり印象に残らない。
「エニイ・ギブン・サンデー」も大勢のキャストに紛れてしまって記憶が・・・。どんな役だっけ?
初期の頃の作品「僕らのセックス、隣の愛人」はインデペンデント系のためか結構役的には大きい。優しい人柄が多いエクハートにしては、セックスに絶大の自身を持っている横柄な男でちょっと意外な気がした。この作品での彼の役にはオチがあり、ちょっと見所的な役割も果たしている。
「抱擁」で初めて彼の純粋なラブストーリーを観た。相手がグィネス・パルトローなので彼女の映画になってしまった感じがするが、朴訥とした学者のエクハートは結構魅力的だった。「ザ・コア」でもそうだったけど何かひとつのことに打ち込む学者や教授といったキャラクターがこの人には似合うんじゃないか?
主演した「ザ・コア」のエクハートがやっぱり私は一番好きかな。地味な顔だけどどこか優しさを感じる。こういうタイプってへたするとそれが災いしてビル・プルマンのような状態にもなりかねないのだけどねー。これからの脚本選びがポイントかもしれない。
本人がそう感じているとは無論思わないが、「ペイチェック」の敵役や「サスペクト・ゼロ」の精神上に何かを抱えた男の役を演じるなどちょっとイメージを変えた作品も出てきた。
「僕らの・・・」のようなインデペンデント系で見せたクセのある男もやってて楽しかったに違いない。ハリウッドメジャー、インデペンデント系に拘らずこれからもいろいろな顔を見せてくれるのかもしれない。
初出:2005/9/24(土) 午後 11:00
既出コメント:
私も「ザ・コア」のエクハート、大好きです!アウトドア派っていうか腕力勝負みたいなルックスっぽいのに、実はインテリなんですみたいなキャラクターが似合いますね。ごつい感じと繊細な面が隣り合わせで、出演作をつい追いかけてしまいます。
2005/9/25(日) 午前 10:55 [ macalius_club ]
世間ではいまいち評価の低い「ザ・コア」ですが、これのエクハートに好感を持ってくれるなんてやっぱりくらぶさんですわ(笑)。これからも気になった人はどんどん取り上げますが、また気に入ってくれる人がいたら嬉しいです。久々に見直してみたらエクハートは2度目の登場なのだった。なんだ、やっぱり気に入ってたんだわねー。引越しの際は1本にしよう。
2005/10/9(日) 午後 11:46 [ mekabucchi ]
デズモンド・ハリントンとアレッサンドロ・ニヴォラ ― 2005年09月24日 23時07分31秒
マイ・ファースト・ミスター(2001)
-デズモンド・ハリントン DESMOND HARRINGTON 1976/10/19 USA-
この二人の名前から顔が思い浮かぶだろうか?どちらも典型的な欧米ライトコンプレクション系のハンサムなハリウッドの若手俳優である。そんなにたくさん作品を観ているわけではないがちょっと気になるいい感じなのだ。
デズモンド・ハリントンは「マイ・ファースト・ミスター」でアルバート・ブルックスの息子を演じたのがとても好印象だった。リリー・ソビエスキーがブルックスのために疎遠になっていた息子のハリントンをはるばる訪ねてくる。彼女との初対面の雰囲気は最悪だが、結局彼女と一緒にブルックスに会いに行くことになる。旅の車中での二人のやり取りがおかしくて楽しい。ありがちにふたりがいい関係になるかとおもいきやならないところがいい。とってもさっぱりした好青年を演じていた。ラストシーンのふたりも好きだ。機会があったら是非お薦め。
こんなに好青年が似合うのに「穴」や「ゴーストシップ」ではダークな感じなので少し驚いた。甘めのルックスのくせに結構眼光が鋭い。冷たーい感じもいいかもしれない。
アレッサンドロ・ニヴォラはハリントンよりもう少し大人。甘めのルックスは同じだがよりダークな雰囲気が強めかも。初見は「I want you」でレイチェル・ワイズの相手役だった。「フェイス/オフ」(ニコラス・ケイジの弟!)も「完全犯罪」もアクションにサスペンス。どこか彼の暗さを買われているのかもしれない。一番好人物タイプだったのは「ジュラシック・パークⅢ」のサム・ニールの助手だろうか。ただし研究熱心でいい奴なんだけど恐竜に追いかけ回される元凶は彼なんだな。「しあわせの法則」ではふしだらなミュージシャン。
ダークというか、規律正しい人物よりもはみだした人物の雰囲気が似合うみたい。一見しては悪そうには見えないから逆にそのギャップがいいのかも。
非常にマイナーなふたりだが興味がもてたら是非。「マイ・ファースト・ミスター」はお薦め。「しあわせの法則」は微妙なところだが興味深い作品かも。ニヴォラは実際にミュージシャンとして劇中で歌っている。
初出:2005/4/30(土) 午前 9:57
-デズモンド・ハリントン DESMOND HARRINGTON 1976/10/19 USA-
この二人の名前から顔が思い浮かぶだろうか?どちらも典型的な欧米ライトコンプレクション系のハンサムなハリウッドの若手俳優である。そんなにたくさん作品を観ているわけではないがちょっと気になるいい感じなのだ。
デズモンド・ハリントンは「マイ・ファースト・ミスター」でアルバート・ブルックスの息子を演じたのがとても好印象だった。リリー・ソビエスキーがブルックスのために疎遠になっていた息子のハリントンをはるばる訪ねてくる。彼女との初対面の雰囲気は最悪だが、結局彼女と一緒にブルックスに会いに行くことになる。旅の車中での二人のやり取りがおかしくて楽しい。ありがちにふたりがいい関係になるかとおもいきやならないところがいい。とってもさっぱりした好青年を演じていた。ラストシーンのふたりも好きだ。機会があったら是非お薦め。
こんなに好青年が似合うのに「穴」や「ゴーストシップ」ではダークな感じなので少し驚いた。甘めのルックスのくせに結構眼光が鋭い。冷たーい感じもいいかもしれない。
アレッサンドロ・ニヴォラはハリントンよりもう少し大人。甘めのルックスは同じだがよりダークな雰囲気が強めかも。初見は「I want you」でレイチェル・ワイズの相手役だった。「フェイス/オフ」(ニコラス・ケイジの弟!)も「完全犯罪」もアクションにサスペンス。どこか彼の暗さを買われているのかもしれない。一番好人物タイプだったのは「ジュラシック・パークⅢ」のサム・ニールの助手だろうか。ただし研究熱心でいい奴なんだけど恐竜に追いかけ回される元凶は彼なんだな。「しあわせの法則」ではふしだらなミュージシャン。
ダークというか、規律正しい人物よりもはみだした人物の雰囲気が似合うみたい。一見しては悪そうには見えないから逆にそのギャップがいいのかも。
非常にマイナーなふたりだが興味がもてたら是非。「マイ・ファースト・ミスター」はお薦め。「しあわせの法則」は微妙なところだが興味深い作品かも。ニヴォラは実際にミュージシャンとして劇中で歌っている。
初出:2005/4/30(土) 午前 9:57

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