いとしい人 ― 2009年04月15日 23時08分53秒
いとしい人 THEN SHE FOUND ME
2007 米 監督:ヘレン・ハント
ヘレン・ハント、コリン・ファース、ベット・ミドラー、マシュー・ブロデリック、ベン・シェンクマン、ティム・ロビンス
小学校教師のエイプリルは結婚して10ヶ月。子作りに必死なつもりが突然、夫に別れを切り出される。傷ついたエイプリルの前に現れたのは生徒の父親。また彼も離婚して傷ついていた。そして・・・実の母親と名乗る女・・・。
水曜日の今日の映画。
ちょっと滲みる。
女の幸せが子供を持つことだとは思わないけれど、
子供を持つことは女の幸せなのかなぁ、
なんて。
この邦題はちょっと…と、最初は思ったが、
意外と考えるところはあるかもしれない。
ちょっと胸がつまって、ワインを1杯。
少しずつ流し込んで、溶かしてくれないかなと思って。
前日、「アラフォー」とか「婚活」とか「離活」とか地上波のテレビから流れる流行語に憤っていた。こんなものを垂れ流しにして、この年代の女を持ち上げて、売り物にして、それに気づかない本人たちがいて、恥ずかしいやらカッコ悪いやら・・・腹が立つ!と息巻いていた・・・のだけど、そんな自分を反省。
そんなにぎすぎすしている自分も、やっぱり、カッコよくないことに気付いてしまったので(笑)
この映画、ヘレン・ハントやコリン・ファースのそれぞれの魅力とか語ることは他にもあるのだけど・・・でも、なんとなく・・・語らずに微妙な感覚だけに止めておいてもいいかなと、そんな気持ちになった映画だ。
2007 米 監督:ヘレン・ハント
ヘレン・ハント、コリン・ファース、ベット・ミドラー、マシュー・ブロデリック、ベン・シェンクマン、ティム・ロビンス
小学校教師のエイプリルは結婚して10ヶ月。子作りに必死なつもりが突然、夫に別れを切り出される。傷ついたエイプリルの前に現れたのは生徒の父親。また彼も離婚して傷ついていた。そして・・・実の母親と名乗る女・・・。
水曜日の今日の映画。
ちょっと滲みる。
女の幸せが子供を持つことだとは思わないけれど、
子供を持つことは女の幸せなのかなぁ、
なんて。
この邦題はちょっと…と、最初は思ったが、
意外と考えるところはあるかもしれない。
ちょっと胸がつまって、ワインを1杯。
少しずつ流し込んで、溶かしてくれないかなと思って。
前日、「アラフォー」とか「婚活」とか「離活」とか地上波のテレビから流れる流行語に憤っていた。こんなものを垂れ流しにして、この年代の女を持ち上げて、売り物にして、それに気づかない本人たちがいて、恥ずかしいやらカッコ悪いやら・・・腹が立つ!と息巻いていた・・・のだけど、そんな自分を反省。
そんなにぎすぎすしている自分も、やっぱり、カッコよくないことに気付いてしまったので(笑)
この映画、ヘレン・ハントやコリン・ファースのそれぞれの魅力とか語ることは他にもあるのだけど・・・でも、なんとなく・・・語らずに微妙な感覚だけに止めておいてもいいかなと、そんな気持ちになった映画だ。
グラン・トリノ ― 2009年04月29日 17時59分34秒
グラン・トリノ GRAN TORINO
2008 米 監督:クリント・イーストウッド
クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーニー、ジョン・キャロル・リンチ
頑固で気難しいウォルトは妻に先立たれた後、二人の息子の家族との折り合いも悪く、隣のアジア系の一家も快く思っていなかった。ある日隣の娘スーを黒人に絡まれたところを助けたのと、彼女の弟タオが彼のグラン・トリノを盗み損ねたのがきっかけで彼らとの関係が変わってくる。
この作品を語るのにネタバレは避けられません。ご容赦ください。
クリントがこれが出演最後といわれている話とか全然知らずに観たのですが、そうかぁ・・・と、今それを知ってなんだか考えてしまいます。
ストーリーだって、「世界最速のインディアン」みたいなレースの話かと思っていたくらいですから、びっくりでした。むしろそれがよかったかな。
クリント作品を観倒してるわけではないですが、長い俳優人生を生きてきて、これが今のクリント・イーストウッドなのかなと思った次第です。
彼の西部劇を思わせられました。ごめんなさい。正直言いますと「許されざる者」はあんまり憶えてないんですけど、でも何故でしょう。彼の西部劇を思わせるのは。
彼の今を思わせると思ったのは、暴力に対する贖罪もですが、戦争に対する彼の考えも顕れていると思ったので。硫黄島2部作の考えがここにも出ているように思いました。
家族の描き方はちょっと辛いものがありますね。タオの存在が彼のおばかっちょな孫の一人であったらまた感じ方は違うのだろうなとも思ったのですが、あれはマイノリティじゃなければいけなかったのかもとも思うし・・・はっきりはわかりませんが。
暴力に対する報復は暴力しか生まないのでしょう。それを示したかったのかな?というご意見があるのに、それはそうかなと。観てる時は後のことまで考えてるのかな~と私も思ったのですが、スーが暴行されたことで受けた衝撃と怒りと罪の意識と・・・それが血まみれの拳のまま呆然としている時に彼の頬を涙が伝ったのに、もう涙腺が壊れました。これで彼の言いたいことがわかったような。最後まで観ればそれがよりよくわかるのですが。
暴力に対する贖罪なのかとは思うものの、彼がやってきた暴力映画の数々に対する贖罪・・・となると、ちょっとそれは・・・と私は待ったをかけたくなります。
そうなのだとしたら仕方のないことですけれども・・・でも、数10年前の「ダーティハリー」シリーズや当時の戦争アクション映画は当時のエンタメ映画として楽しめる映画として最高の時代だったと思うのです。今の時代として戦争を取り上げて娯楽アクションを製作するわけにはいかないでしょう。暴力を単純に娯楽作品として出すことは出来ないでしょう。でも確かにあの時代でしかありえない映画としての数々の傑作だと思うのです。それを贖罪という形でばっさり切り落として欲しくないような、決してあなたが罪に思うことではないのだと言ってあげたいような気がするのです。
でもこの先どれだけの作品を残すか主演作があるのかないのかわかりませんが、後代、映画人のクリント・イーストウッドを知るのに「グラン・トリノ」は観ておくべき1本になるだろうなと思いました。
2008 米 監督:クリント・イーストウッド
クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーニー、ジョン・キャロル・リンチ
頑固で気難しいウォルトは妻に先立たれた後、二人の息子の家族との折り合いも悪く、隣のアジア系の一家も快く思っていなかった。ある日隣の娘スーを黒人に絡まれたところを助けたのと、彼女の弟タオが彼のグラン・トリノを盗み損ねたのがきっかけで彼らとの関係が変わってくる。
この作品を語るのにネタバレは避けられません。ご容赦ください。
クリントがこれが出演最後といわれている話とか全然知らずに観たのですが、そうかぁ・・・と、今それを知ってなんだか考えてしまいます。
ストーリーだって、「世界最速のインディアン」みたいなレースの話かと思っていたくらいですから、びっくりでした。むしろそれがよかったかな。
クリント作品を観倒してるわけではないですが、長い俳優人生を生きてきて、これが今のクリント・イーストウッドなのかなと思った次第です。
彼の西部劇を思わせられました。ごめんなさい。正直言いますと「許されざる者」はあんまり憶えてないんですけど、でも何故でしょう。彼の西部劇を思わせるのは。
彼の今を思わせると思ったのは、暴力に対する贖罪もですが、戦争に対する彼の考えも顕れていると思ったので。硫黄島2部作の考えがここにも出ているように思いました。
家族の描き方はちょっと辛いものがありますね。タオの存在が彼のおばかっちょな孫の一人であったらまた感じ方は違うのだろうなとも思ったのですが、あれはマイノリティじゃなければいけなかったのかもとも思うし・・・はっきりはわかりませんが。
暴力に対する報復は暴力しか生まないのでしょう。それを示したかったのかな?というご意見があるのに、それはそうかなと。観てる時は後のことまで考えてるのかな~と私も思ったのですが、スーが暴行されたことで受けた衝撃と怒りと罪の意識と・・・それが血まみれの拳のまま呆然としている時に彼の頬を涙が伝ったのに、もう涙腺が壊れました。これで彼の言いたいことがわかったような。最後まで観ればそれがよりよくわかるのですが。
暴力に対する贖罪なのかとは思うものの、彼がやってきた暴力映画の数々に対する贖罪・・・となると、ちょっとそれは・・・と私は待ったをかけたくなります。
そうなのだとしたら仕方のないことですけれども・・・でも、数10年前の「ダーティハリー」シリーズや当時の戦争アクション映画は当時のエンタメ映画として楽しめる映画として最高の時代だったと思うのです。今の時代として戦争を取り上げて娯楽アクションを製作するわけにはいかないでしょう。暴力を単純に娯楽作品として出すことは出来ないでしょう。でも確かにあの時代でしかありえない映画としての数々の傑作だと思うのです。それを贖罪という形でばっさり切り落として欲しくないような、決してあなたが罪に思うことではないのだと言ってあげたいような気がするのです。
でもこの先どれだけの作品を残すか主演作があるのかないのかわかりませんが、後代、映画人のクリント・イーストウッドを知るのに「グラン・トリノ」は観ておくべき1本になるだろうなと思いました。

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