イエスマン2009年03月22日 04時04分59秒

イエスマン YES MAN
2008 米 監督:ペイトン・リード
ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、テレンス・スタンプ、ブラッドリー・クーパー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、サーシャ・アレクザンダー、フィオヌラ・フラナガン、ルイス・ガズマン

離婚して何事にもやる気が無く引き篭もりがちなカール。友人の誘いにも応えはいつも「NO」。そんな彼がなりゆきで参加したセミナー。意味のある人生のためには何事も「YES」で応えること。とりあえず始めてみた「YES」からひとつまたひとつ物事が好転し始める。

昨日から体調が悪くて感情もネガティブ方向へ一直線だった。
そんなときに観るにはなかなかよろしい映画であった。
Let's say yes !
ポジティブシンキングで行こう!
・・・ああ、単純。

「NO」と言わずに「YES」と言うことで運気も上向きになる。
「NO」ばかり言ってると事はいい方向には運ばない。
悪くないじゃないの~。
最初は半信半疑。
「イエスマン」は日本の俗語では、自分の意見を持たずなんでもはいはい言ってる人的な意味で、その言葉の印象はあまり良くない。コメディではあるんだろうがヒューマンドラマ的な部分もあるだろうし、ジム・キャリーのやりすぎ演技が鼻につくこともありえるし、もしやネガティブシンキングを増幅させるかも・・・とも思っていたのですが。
いやいや、ところがっ!

まず始まるなり流れてきたのが懐かしいジャーニーの"Separate Ways"!
なんだなんだっ?
掴みはOKである(笑)。
ストーリーもジム・キャリーの演技もやり過ぎず、ほど良くコメディ、ほど良くヒューマン。
さほど説教臭くもなく、抵抗なく楽しく観られて、ポジティブシンキングっ♪
傾向としては「ライアー ライアー」に似ているが、今回の方がgoodである。
ジムのルックスが年齢を感じさせないさっぱりした若々しさでまだまだ健在。
ジムとズーイー・デシャネルの相性も良く、この組合せは楽しい。
テレンス・スタンプがまたポイントで、今日もう1本「ワルキューレ」を先に観てるんだけど、あっちはヒトラー暗殺に関わる大真面目なキャラクターで片やこっちは怪しい自己啓発セミナーの主宰者。この派手な違いがさらに可笑しくて、私には大うけ。

話は戻るが、ジャーニーの"Separate Ways"。
ググっていたら、あるブログで『コメディとは思えない歌から始まって面喰ったが、つまり"YES"というか"NO"というかが人生の分かれ道という意味で"Separate Ways"なのかと・・・』。ああ、なるほど!巧い楽曲の使い方に唸ってしまった。

他にも笑いどころはいくつもあって非常に楽しめた。
ネガティブな気分の時にこの映画を観たら、ケラケラ笑いながら幾分楽になれるきっかけをもらえるかもしれないよ?

私みたいに単純ならね。

コメント

_ NANCY ― 2009年04月15日 19時25分03秒

こんばんは。映画のオープニングで、JOURNEYの[Separate Ways]が使われているのに驚きました!3月の来日公演で、生で聴いたばかりでしたので。大好きなこの曲を再び大音量で聴けるなんて、思っていませんでした!携帯電話の着メロに使われているのが、本当に粋な演出ですね。ジム・キャリーが引きこもりの役というのは、明るいイメージがあるので、似合わないような気がしましたが、実際に見てみると、全く違和感がなかったです。でもこんなノリの軽い銀行員がいたら、怖いです。

_ めかぶ ― 2009年04月19日 13時31分59秒

NANCYさん、こんにちは。
ジム・キャリーは作品によって私的には当りはずれがあるのですが、「イエスマン」はよかったですね。共演者とジムとの相性がどれをとってもよかったのも一因かな。

JOURNEY来日してたんだ・・・こちらもまだ健在だったとは。

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