ダンシング・ハバナ2006年03月11日 11時45分39秒

ダンシング・ハバナ(2004)
ダンシング・ハバナ DIRTY DANCING 2 : HAVANA NIGHTS
2004 米 監督:ガイ・ファーランド
ディエゴ・ルナ ロモーラ・ガライ セーラ・ウォード ジョン・スラッタリー ジョナサン・ジャクソン ミカ・ブーレム パトリック・スウェイジ

1958年キューバ。アメリカの裕福な企業人の娘ガライはハバナの街で楽しそうにダンスに興じるルナに目が留まる。貧しいルナの家族を渡米させるだけの賞金を目指して二人はコンテストに向けて練習を始める。娘がダンスをするのもましてやパートナーがハバナの貧困層の青年だなどと両親は知る由もない。

恋とダンスの物語に母と娘の関係や貧困の差も含めた当時のキューバの政治情勢までがバランスよく構成されているのが作品に深みを与えていて良い。90年代のダンス映画「ダーティ・ダンシング」の流れを汲んだ作品で基本は他愛のないラブストーリーなのだが、主演の二人がとても魅力的で非常に楽しめた。
ダンスが密着度が高くて十分セクシーなのでラブシーンがあっさりしていてもとってもスイート。むしろ余計なベタベタ感がなくてルナとガライのふたりがキレイなままの印象なので後味がいいのだと思う。
ネタバレしてしまうが、結末はそれぞれの将来のために別々の道を行く・・・ようなのだが、ガライのモノローグは観客の気持ちをほっとさせて満足してラストを迎えられるあたりが心憎い。

今年、今までのところで一番幸せな気分になれた映画だった。劇場を出てからも自分の顔がにこにこしてるのがわかりましたもん。(側から見たらぶきみでしょうな)
これの直後に「アナとオットー」を観てしまいまして、あのラストがとってもとっても嫌でたまらなくなったのだった!

「ダーティ・ダンシング」のパトリック・スウェイジがガライのダンス教室の先生でカメオ出演。ちょっとの出演だけど彼の見事なダンスは健在で嬉しい。優しい表情がガライを見守っているようで意味のある出演だと思う。

しかしなんといってもヒロインのガライをしのぐルナ君のかわいいこと!もともと童顔だけどもうメロメロざます。日本ではガエルに人気を空けられた感がするルナ君ですが米国では彼の人気の方が高いのだそうだ。芸術作品傾向のガエルよりハリウッド作品に進出傾向のルナの人気があるというのは非常にアメリカ的だな。
ただいま追ってルナ君出演作品を追っかけ中につき、次回ピックアップ予定!

初出:2005/11/15(火) 午後 8:14


既出コメント:

予告で見たディエゴ君に魅かれて、いそいそと見に行ってしまいました(笑) 可愛らしさとラテンの色気は、ガエル君よりもディエゴ君かなぁ~♪ この作品ではほとんど英語だったのが、残念でした。 ところで、一番色気があったのは、スウェイジのダンスだと思うのですが(苦笑)
2005/11/15(火) 午後 10:31 [ aikirin ]

でしょー!私も予告で目が釘付けになったのだ。スウェイジの色気はオーラを放ってましたね。あれと比べたらルナ君は確かに青いですわよ。それにしても幸せな映画でした。たまにはこういうのもいいです。
2005/11/16(水) 午後 11:36 [ mekabucchi ]

ディエゴ・ルナ2006年03月11日 11時50分40秒

ダンシング・ハバナ(2004)
DIEGO LUNA 1979/12/29 メキシコ

初見は「天国の口、終りの楽園。」でガエル・ガルシア・ベルナルと一緒にひと夏の体験をしていた色気づいた男の子。まったくほんとに思春期の男の子一直線なのにあの爽やかさは何なのだろう?作品がとても印象に残ったのでふたりとも記憶にあった。

が、その後日本ではガエルの作品が怒涛のように入ってきて、彼は一躍人気者。彼の場合ミニシアターの芸術系の作品が多いせいかちょっとカルト的な人気もあったのは確か。一方ルナはハリウッドのメジャー系作品に出演。脇役でそのかわいい顔をちらつかせた感じだが、めざといアメリカのティーンネイジャーの間ではガエルよりルナの人気が高いらしい。何てわかりやすい・・・。

実際、私も「天国の口、終りの楽園。」以降しばらくルナを見ていなかったのでその存在は忘れていた。一気に目が覚めたのが「ダンシング・ハバナ」の劇場予告。りんさんと一緒で“絶対に観に行こう!”と思ったのだった。
まったくなんてキュートなんだろう、この子は。もともと童顔だが、同じ童顔のガエルは元気な子犬を思わせるが、彼の場合は足元でじっとして飼い主を見つめている子犬だっ。丸くて黒いたれ目加減がそう思わせるのかもね。ラブストーリーでしかもセクシーにダンスなんて踊っちゃうからますます魅力的だった。ところで彼の場合「天国の口・・・」も「フリーダ」でも露骨なシーンがあるにもかかわらず嫌らしく感じないのはなぜなんだろうな?不思議だ。十分セクシーなんだけどね。得なキャラクターだ。

「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」はなんとケヴィン・コスナー監督主演の西部劇。彼とロバート・デュヴァルに可愛がられる牧童みたいなルナはまさにマスコットのような存在。目立たなそうでいて意外にポイント高めの役だったかも。超ハリウッドエンターテインメントの世界はどんなものだったのだろう?これも経験だな。

「クリミナル」は地味な作品だが出演者がジョン・C・ライリー、マギー・ギレンホール、ピーター・ミュランと実力派に囲まれてのコンムービー。これこそいい経験になったのでは?ここにルナのキャスティングってセンスいいと思うなぁ。

あまり好きになれなくて後回しにしていた「フリーダ」は思わずのけぞった。サルマ・ハエックの少女時代のボーイフレンドって・・・。まあ、ハエックが少女時代をやること自体無理があるんだけど、すっかりお姉さんに喰われてるとしか見えない。ラテン系作品ではこのほかに(といっても「フリーダ」はハリウッド資本だけど)、「夜になるまえに」と「チェ・ゲバラ&カストロ」だが、「夜になるまえに」はまったく記憶にない。「チェ・ゲバラ・・・」はゲバラ役のガエルのためにか超カメオ出演。カストロのゲリラ戦死の一人で派手に戦死して前半で消えてしまった。

もうちょっと出演作品が観たいがまだまだこれからなのだろう。予定作品はたくさんあるようなので見守っていこうかと。またガエルとの共演作品もあるみたいだし。
ルナ君を見ていると、すっかりかわいい少年俳優にのめりこむおばさんになってしまうのだった。

初出:2005/11/16(水) 午後 11:32


既出コメント:

今日は「ヴァンパイア/黒の十字架」なる超B級映画を見ました(笑) ディエゴはもうじき16歳になる少年!台詞は少なめでしたが、若くてまだ顔にあまり肉がなくて、少年らしさが良かったです♪ >「夜になるまえに」はまったく記憶にない。⇒哀生龍も・・・(汗)
2005/11/17(木) 午後 9:11 [ aikirin ]

それ、知らない。メキシコ映画ですか?若いんだからきっとそうだね。気がついたらルナ君で100本目。ヒットも1000を超えました。めでたい。のんびり続けていこうと思ってるのでよろしくー。・・・引越しはいつになったら終わるのだろう・・・?
2005/11/24(木) 午後 9:50 [ mekabucchi ]

メキシコ映画ですか?> ところがどっこい、2002年のアメリカ映画です! ディエゴは実際は22、3歳ですよね?でも、役柄的に若い(と言うか幼く)見えるんですよ(笑) 100本&1000ヒットおめでとうございます!もっともっと魅力的な俳優さんや作品を教えて下さいね♪
2005/11/25(金) 午前 6:28 [ aikirin ]

りんさんお祝いコメント&「ヴァンパイア/黒の十字架」情報ありがとう。今度探してみます。それにしてもおそーーーーーいレスでごめんなさい!ちゃんとUPしないとねぇ。ネタはあるのです。頑張りますので見捨てないでねー。(笑)
2005/12/26(月) 午後 10:39 [ mekabucchi ]