「イン・ザ・カット」とケヴィン・ベーコン2005年10月09日 15時10分57秒

イン・ザ・カット(2001)
イン・ザ・カット IN THE CUT
2001 米 監督:ジェーン・カンピオン
メグ・ライアン マーク・ラファロ ジェニファー・ジェイソン・リー ケヴィン・ベーコン

孤独な女がある殺人事件の容疑者らしき人物の姿を目撃する。彼女は事件の担当刑事と親しくなるが、彼に容疑者の特徴を見つけてしまう。危険を感じながらも彼への欲望も抑えがたく彼女は揺れる。というストーリー。

わからん。わかったのは内容がセクシャルで、メグ・ライアンが今までのキャラクターを打ち破る演技をしたってコト。でも作品自体からは私には何も返ってこない。
メグが脱いだとか、ニコル・キッドマンのプロデュースとか、ジェーン・カンピオンの監督とか前評判がうるさすぎ。江國香織の映画評の広告なんてそっちのほうがよっぽどやらしい。
セクシャルな部分がメインなのかサスペンスなのかどちらも中途半端に感じてしまって何が言いたいのかわからなかった。主人公の自分探しとか目覚めとかの言葉が広告に並んでいたけどそうかなぁ?原作があるのだが邦訳の一文を読んだら山田詠美みたいだったので即刻やめた。

ケヴィンはマーク・ラファロの演じた刑事役が欲しくて監督にアプローチしたが頑として撥ね退けられたそうだ。クセのある役が大好きな彼のしそうなことだ。ラファロの持っていたねっとりとしたエロさは確かにケヴィンにはない。そこで彼に回ってきた役だが・・・ちょっと危ない変な人ってんでキャスティングされたみたいで私は気に入らない。彼は本当にやる気があって受けたのか?ケヴィンはこの作品ではノンクレジット。何でも本人の希望だそうだ。パンフレットにはかろうじて名前があるけど写真は1枚もない。本気で取り組んだ役とはとても思えないのだが・・・。

ジェニファー・ジェイソン・リーも出ていて面白いキャストが集結しているのに何か勿体ない感じがしてならない。私がジェーン・カンピオンの映画が気に入らないだけかな?彼女の魅力がわからないとだめってこと?それとも広告にしてやられたって感じかなぁ。

初出:2005/5/4(水) 午前 9:28

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