サイモン・ベイカー2006年11月27日 21時02分57秒

サンセット・ストリップ(2000)
SIMON BAKER  1969/7/30 オーストラリア・タスマニア

「プラダを着た悪魔」でアン・ハサウェイに手を出す著名なジャーナリストを演じたちょっといい男がサイモン・ベイカー。わかりますか?
物腰が柔らかくて人の良さそうな感じはパッと見、好印象が持たれるタイプじゃないだろうか。

今回UPするのではじめて知ったのだが彼もオーストラリア人俳優だったのね。また贔屓のオージ俳優発見。(笑)
そういえば彼を最初に見たのは「L.A.コンフィデンシャル」で、ホテルで無残に殺されたゲイの俳優役だったが、あの時の主演はラッセル・クロウとガイ・ピアース。揃ってオージー俳優の起用だったのね。

ベイカーは色が薄くて地味だから目立たず騒がず絶妙のポジションを得られる存在感の持ち主。
その後の出演作はアン・リー監督の「楽園をください」や「レッド・プラネット」でアンサンブルキャストの一人でどちらもそこそこの存在感があった。「マリー・アントワネットの首飾り」「ザ・リング2」ではヒロインの恋人役に昇格。今回の「プラダを着た悪魔」とハリウッドで順調にキャリアを伸ばしている。

そこそこみてきた俳優の一人だが、私が注目するきっかけになったのはインデペンデント系の「サンセット・ストリップ」。70年代のハリウッド、サンセット・ストリップを舞台にした青春映画の群像劇でニック・スタール、ジャレッド・レト、アナ・フリエルらと共演。
派手でサイケなロックシーンの中でモノクロ写真を撮り続ける色盲のカメラマン役は主演といってもいい役だった。きらびやかな世界にいながら一歩退いた所から静かに見ているといった雰囲気のキャラクターは彼の持つ柔らかそうなスタイルにぴったりだった。
この作品、なかなかロックしてるいい映画で探すとなかなか見つからない小品。レンタルで見かけたら是非手にとって見てみてね。

オーストラリア時代はTVで活躍していたらしく国内では受賞歴があるよう。ハリウッドにおいても3シーズン続いたTVシリーズの主演をつとめたというから結構知られた顔なのかもしれない。
これからブレイクするとかいうのには縁がなさそうなタイプかもしれないが、時々見かけるちょっといい感じの俳優として姿を見せ続けて欲しい。と思っていたりする。

余談だが彼の誕生日が私と同じだった。なんかちょっと嬉しいかも♪
さらに余談だがシュワちゃんとジャン・レノも7月30日。この二人が同じ誕生日ってなんか凄くないか?