My favorite actor 新作情報(June.2006)2006年06月06日 00時06分43秒

サイレントヒル(2006)
SEAN BEAN in SILENT HILL(2006)

ショーン・ビーン http://mekabu.asablo.jp/blog/2005/08/14/45957
新作情報が次から次とファンにはありがたい豆様。
とりあえず今月中にも観られそうなのが「サイレントヒル」。映画としてはホラーのようだが元ネタはゲームだそうだ。と聞くとゾンビ退治のようなアクションを想像するのだけどそうではないらしい?ミステリーっぽいとか?豆様は主演のラダ・ミッチェルの旦那。どうしても嫌な予感が拭えないのだが・・・ま、待ってみようか。
やっと今年リリースの「シャープ」も新作が始まるそうで、何やら米国でTVシリーズの噂もあり・・・。働き者なのはいいことだが観る方が追いつかなくなりそう。

ジュリア・スタイルズ http://mekabu.asablo.jp/blog/2006/02/26/269828
彼女の新作はなんと「オーメン」。しかもダミアンのママ!と思ったら養子らしい。つーことは・・・。こちらも激しくやな予感。今、ホラー作品に出る意味あるのか?

ダニエル・クレイグ http://mekabu.asablo.jp/blog/2005/08/25/54867
12月の「007/カジノ・ロワイヤル」の前に「レイヤー・ケーキ」が観られそうだ。とってもクライムサスペンスの匂いぷんぷんのこの新作。気がつけば、「Jの悲劇」に「ミュンヘン」にと働き者のクレイグ。先日は「ジャケット」なんぞにもよくわからない役で出ていたのでそこまでしなくてもいいよと思ったのだけど・・・。
とりあえずこれは期待してもいいんじゃないだろうか。ボンドの前にひと暴れするクレイグを観ておこう。わくわく。

スティーヴン・ディレーン&ジェイソン・アイザックス
http://mekabu.asablo.jp/blog/2006/05/29/385438
http://mekabu.asablo.jp/blog/2006/06/06/395356
偶然UPしたばかりの二人の顔を「美しい人」の予告編で見かけて、これは私に"絶対観ろ!"と言ってると思った。
「彼女を見ればわかること」のロドリゴ・ガルシア監督が再びオムニバスで女を語るらしい。
ストーリーは9つ。出演女優は主なところでホリー・ハンター、ロビン・ライト・ペン、グレン・クローズ、キャシー・ベイカー、シシー・スペイセク。おまけでダコタ・ファニング。
そこにからむ男たちが先のスティーヴン・ディレーン&ジェイソン・アイザックスにアイダン・クイン、ウィリアム・フィックナーときた。絶対行きます、はい。

ジェイソン・アイザックス2006年06月06日 21時36分32秒

ラブ・アクシデント(2004)
JASON ISAACS  1963/7/6 UK

悪役に魅力があると作品が面白い。憎らしければ憎らしいほど主人公を応援したくなるのが普通だが、人によっては悪役の方に惹かれてしまうことがある。私もそうなることが多い。
アイザックスはそれはそれは憎々しく悪役を演じるのにとても長けた人で、今それが一番際立っているのは「ハリー・ポッター」シリーズのルシアス・マルフォイ。ドラゴのパパだろう。とりわけハリーとハーマイオニーが好きな人には相当嫌われてるんじゃないだろうか。

記憶に残る悪役・敵役には他に「パトリオット」、「ソルジャー」、「ピーター・パン」(フック船長)などがあるがどれも見事だ。非常に英国人らしい細身でさらっとしたタイプのルックスはクールを通りこして、そのまなざしは凍るような冷たさが漂う。冷酷非道な物言いといい彼もハリウッドの悪役御用達英国人俳優と言えた。

が、最近にきてちょっと変化が。悪役でない顔に気づかれてきたのは彼への注目が高まってきたということだろうか?
「スウィート・ノベンバー」でゲイ役の彼を見た時は余りに思いがけなくて驚いたがいやはや全然違和感がない。線が細いので動きがしなやかなのだ。
英国人のスマートさは「ピーター・パン」で2役のウェンディのパパや「タキシード」のスパイなどで観られ、クラシカルなスーツ、タキシードがよく似合っている。
「アルマゲドン」にNASAの科学者ではインテリ風だったり、「ブラックホーク・ダウン」では逞しいところを見せていて印象的だった。
英国時代の作品をあまり観ていないのだが「ディボーシング・ジャック」での彼が良い。ここでも悪役なのだがこれはクライムムービーでいて辛口のコメディでもある。クールな顔を見せながらブラックな笑いがあり非常に面白かった。彼のラストには唖然とする。

さて、ここまでだったら取り上げるまでに至らなかったのだが、とうとう彼にもロマンチックロールがあるのを発見。「ラブ・アクシデント」なるふざけた邦題の作品だが、原題は"PASSIONADA"。ポルトガル系の女性に恋してしまい、あの手この手で迫る詐欺師の英国人のアイザックス。まったくかわいいのなんのって。ラブシーンも初めて見たがなかなか情熱的であった!

やっぱり芸達者な曲者アクターだったか。今後もハリウッド作品で様々な顔を見せてくれるだろう。ちょっと遡って英国時代の旧作も探して観てみようかな。