パリ、ジュテーム ― 2007年04月28日 21時37分26秒
パリ、ジュテーム PARIS, JE T'AIME
2006 仏・独・リヒテンシュタイン・スイス
監督:ブリュノ・ポダリデス グリンダ・チャーダ ガス・ヴァン・サント ジョエル&イーサン・コーエン ウォルター・サレス クリストファー・ドイル イザベル・コイシェ 諏訪 敦彦 シルヴァン・ショメ アルフォンソ・キュアロン オリヴィエ・アサカス オリヴァー・シュミッツ リチャード・ラグラヴェネーズ ヴィンチェンゾ・ナタリ ウェス・クレイヴン トム・ティクヴァ フレデリック・オービュルタン&ジェラール・ドパルデュー アレクサンダー・ペイン
シリル・デクール イライアス・マッコネル ギャスパー・ウリエル スティーヴ・ブシェミ カタリーナ・サンディノ・モレノ ミランダ・リチャードソン セルジオ・カステリット レオノール・ワトリング ハヴィエル・カマラ ジュリエット・ビノシュ ウィレム・デフォー ニック・ノルティ リュディヴィーヌ・サニエ マギー・ギレンホール ファニー・アルダン ボブ・ホスキンズ イライジャー・ウッド エミリー・モーティマー ルーファス・シーウェル ナタリー・ポートマン メルキオール・ベスロン ジーナ・ローランズ ベン・ギャザラ ジェラール・ドパルデュー マーゴ・マーティンデール
18組の監督によるそれぞれパリを舞台にした18篇の短編オムニバス。ラブストーリーあり、ファンタジーあり、ホラーあり、ドラマあり。ジャンルもばらばらでそれぞれの監督色が出ていてとても楽しい。全部は無理だけど思うままに。
5区 セーヌ河岸
河畔をいく女の子をナンパする少年たちの一人がアラブ系の若い女性にひとめぼれしてしまう。『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ監督の一篇。なるほど納得。最初は気難しそうかな?と思ったおじいさんだけど、なんだかうまくいきそうで嬉しくなる。
4区 マレ地区
ガス・ヴァン・サント監督の一篇。通訳をするウリエル君は仕事先で会った一人の青年に惹かれる。彼が気になって仕方ないウリエル君がキュート♪ 少年を撮るならガス・ヴァン・サント? 拍手!
16区 16区から遠く離れて
ウォルター・サレス監督と『そして、ひと粒のひかり』のカタリーナ・サンディノ・モレノというラテン系コンビの一篇。18篇中で一番切ないヒューマンドラマだった。
12区 バスティーユ
『あなたになら言える秘密のこと』のイサベル・コイシェ監督の一篇。カステリット、リチャードソン、ワトリング、カマラと18篇中一番の豪華な取り合わせでドラマティックなストーリーだと思う。
2区 ヴィクトワール広場
諏訪 敦彦監督にはビノシュとデフォー。おおっ、すごい。なんともビノシュらしい演技と意外なキャラで登場のデフォー。
7区 エッフェル塔
『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメ監督の実写作品となった1篇。なんてファンタジーなんだ~。これが一番好きだな~。彼の撮るパリが可愛く感じる。パントマイムにおっきな鞄を背負った男の子が画的にヒット!こういう感覚大好き♪
8区 マドレーヌ界隈
『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督がパリでイメージしたのはホラー?コメディ? ウッドが落ちていくときに視線の先に指輪がないかと考えたのは私だけではないはずだ!(笑)
20区 ペール・ラシェーズ墓地
ウェス・クレイヴン監督の一篇。オスカー・ワイルドの墓がパリにあるとは知らなんだ。モーティマーが出てるとは知らなくて嬉しい驚き。オスカー・ワイルドの幽霊を演じたのはアレクサンダー・ペイン監督。(笑)
14区 14区
ラストを飾るのは『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督の一篇。なんと主演は傍役の王道を行くマーゴ・マーティンデール。『ミリオンダラー・ベイビー』の最悪な母親といったらわかるだろうか?彼女が短編とはいえ主演でびっくりしたが、これなら納得。彼女は何度か見ているが、ほんとこんな優しい表情を持っている普通の人。アレクサンダー・ペイン、やるなあ。ごく普通のアメリカ人観光客の彼女は覚えたてのフランス語を使って(でも間違ってる)頑張ってパリを闊歩する。ふとパリの真ん中旅先で一人、孤独を感じて佇む彼女の表情。楽しいはずの海外旅行で突然感じるこの感覚。誰でも一度はあるよね。じーん。
監督もキャストも国際色豊かで、フランス人が見るパリではなく外国人から見るパリ。だからより感じるものがあると思う。監督の色がそれぞれよく出ていて、その監督の他の作品を思い出すとニヤリとできてこれまた楽しかった。これだけの出演者が揃っていて私が楽しくないわけないしー。またじっくり観たいのでDVD購入決定だな。
私のベストはシルヴァン・ショメ篇。次がアレクサンダー・ペイン篇。観た人と記憶を辿っておしゃべりしたくなる作品だ。
2006 仏・独・リヒテンシュタイン・スイス
監督:ブリュノ・ポダリデス グリンダ・チャーダ ガス・ヴァン・サント ジョエル&イーサン・コーエン ウォルター・サレス クリストファー・ドイル イザベル・コイシェ 諏訪 敦彦 シルヴァン・ショメ アルフォンソ・キュアロン オリヴィエ・アサカス オリヴァー・シュミッツ リチャード・ラグラヴェネーズ ヴィンチェンゾ・ナタリ ウェス・クレイヴン トム・ティクヴァ フレデリック・オービュルタン&ジェラール・ドパルデュー アレクサンダー・ペイン
シリル・デクール イライアス・マッコネル ギャスパー・ウリエル スティーヴ・ブシェミ カタリーナ・サンディノ・モレノ ミランダ・リチャードソン セルジオ・カステリット レオノール・ワトリング ハヴィエル・カマラ ジュリエット・ビノシュ ウィレム・デフォー ニック・ノルティ リュディヴィーヌ・サニエ マギー・ギレンホール ファニー・アルダン ボブ・ホスキンズ イライジャー・ウッド エミリー・モーティマー ルーファス・シーウェル ナタリー・ポートマン メルキオール・ベスロン ジーナ・ローランズ ベン・ギャザラ ジェラール・ドパルデュー マーゴ・マーティンデール
18組の監督によるそれぞれパリを舞台にした18篇の短編オムニバス。ラブストーリーあり、ファンタジーあり、ホラーあり、ドラマあり。ジャンルもばらばらでそれぞれの監督色が出ていてとても楽しい。全部は無理だけど思うままに。
5区 セーヌ河岸
河畔をいく女の子をナンパする少年たちの一人がアラブ系の若い女性にひとめぼれしてしまう。『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ監督の一篇。なるほど納得。最初は気難しそうかな?と思ったおじいさんだけど、なんだかうまくいきそうで嬉しくなる。
4区 マレ地区
ガス・ヴァン・サント監督の一篇。通訳をするウリエル君は仕事先で会った一人の青年に惹かれる。彼が気になって仕方ないウリエル君がキュート♪ 少年を撮るならガス・ヴァン・サント? 拍手!
16区 16区から遠く離れて
ウォルター・サレス監督と『そして、ひと粒のひかり』のカタリーナ・サンディノ・モレノというラテン系コンビの一篇。18篇中で一番切ないヒューマンドラマだった。
12区 バスティーユ
『あなたになら言える秘密のこと』のイサベル・コイシェ監督の一篇。カステリット、リチャードソン、ワトリング、カマラと18篇中一番の豪華な取り合わせでドラマティックなストーリーだと思う。
2区 ヴィクトワール広場
諏訪 敦彦監督にはビノシュとデフォー。おおっ、すごい。なんともビノシュらしい演技と意外なキャラで登場のデフォー。
7区 エッフェル塔
『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメ監督の実写作品となった1篇。なんてファンタジーなんだ~。これが一番好きだな~。彼の撮るパリが可愛く感じる。パントマイムにおっきな鞄を背負った男の子が画的にヒット!こういう感覚大好き♪
8区 マドレーヌ界隈
『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督がパリでイメージしたのはホラー?コメディ? ウッドが落ちていくときに視線の先に指輪がないかと考えたのは私だけではないはずだ!(笑)
20区 ペール・ラシェーズ墓地
ウェス・クレイヴン監督の一篇。オスカー・ワイルドの墓がパリにあるとは知らなんだ。モーティマーが出てるとは知らなくて嬉しい驚き。オスカー・ワイルドの幽霊を演じたのはアレクサンダー・ペイン監督。(笑)
14区 14区
ラストを飾るのは『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督の一篇。なんと主演は傍役の王道を行くマーゴ・マーティンデール。『ミリオンダラー・ベイビー』の最悪な母親といったらわかるだろうか?彼女が短編とはいえ主演でびっくりしたが、これなら納得。彼女は何度か見ているが、ほんとこんな優しい表情を持っている普通の人。アレクサンダー・ペイン、やるなあ。ごく普通のアメリカ人観光客の彼女は覚えたてのフランス語を使って(でも間違ってる)頑張ってパリを闊歩する。ふとパリの真ん中旅先で一人、孤独を感じて佇む彼女の表情。楽しいはずの海外旅行で突然感じるこの感覚。誰でも一度はあるよね。じーん。
監督もキャストも国際色豊かで、フランス人が見るパリではなく外国人から見るパリ。だからより感じるものがあると思う。監督の色がそれぞれよく出ていて、その監督の他の作品を思い出すとニヤリとできてこれまた楽しかった。これだけの出演者が揃っていて私が楽しくないわけないしー。またじっくり観たいのでDVD購入決定だな。
私のベストはシルヴァン・ショメ篇。次がアレクサンダー・ペイン篇。観た人と記憶を辿っておしゃべりしたくなる作品だ。

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