デズモンド・ハリントンとアレッサンドロ・ニヴォラ2005年09月24日 23時07分31秒

マイ・ファースト・ミスター(2001)
マイ・ファースト・ミスター(2001)
-デズモンド・ハリントン DESMOND HARRINGTON  1976/10/19 USA-

この二人の名前から顔が思い浮かぶだろうか?どちらも典型的な欧米ライトコンプレクション系のハンサムなハリウッドの若手俳優である。そんなにたくさん作品を観ているわけではないがちょっと気になるいい感じなのだ。

デズモンド・ハリントンは「マイ・ファースト・ミスター」でアルバート・ブルックスの息子を演じたのがとても好印象だった。リリー・ソビエスキーがブルックスのために疎遠になっていた息子のハリントンをはるばる訪ねてくる。彼女との初対面の雰囲気は最悪だが、結局彼女と一緒にブルックスに会いに行くことになる。旅の車中での二人のやり取りがおかしくて楽しい。ありがちにふたりがいい関係になるかとおもいきやならないところがいい。とってもさっぱりした好青年を演じていた。ラストシーンのふたりも好きだ。機会があったら是非お薦め。
こんなに好青年が似合うのに「穴」や「ゴーストシップ」ではダークな感じなので少し驚いた。甘めのルックスのくせに結構眼光が鋭い。冷たーい感じもいいかもしれない。

アレッサンドロ・ニヴォラはハリントンよりもう少し大人。甘めのルックスは同じだがよりダークな雰囲気が強めかも。初見は「I want you」でレイチェル・ワイズの相手役だった。「フェイス/オフ」(ニコラス・ケイジの弟!)も「完全犯罪」もアクションにサスペンス。どこか彼の暗さを買われているのかもしれない。一番好人物タイプだったのは「ジュラシック・パークⅢ」のサム・ニールの助手だろうか。ただし研究熱心でいい奴なんだけど恐竜に追いかけ回される元凶は彼なんだな。「しあわせの法則」ではふしだらなミュージシャン。
ダークというか、規律正しい人物よりもはみだした人物の雰囲気が似合うみたい。一見しては悪そうには見えないから逆にそのギャップがいいのかも。

非常にマイナーなふたりだが興味がもてたら是非。「マイ・ファースト・ミスター」はお薦め。「しあわせの法則」は微妙なところだが興味深い作品かも。ニヴォラは実際にミュージシャンとして劇中で歌っている。

初出:2005/4/30(土) 午前 9:57