オリヴィエ・マルティネス2005年09月04日 22時55分39秒

プロヴァンスの恋(1995)
OLIVIER MARTINEZ   1966/1/12 FRANCE

フランス人俳優を挙げるのは初めてかな?鑑賞本数が少ないせいもあるが、やや耽美的すぎる先入観があって私としてはそんなに惹かれないのかも。

そんな中でマルティネスに目を留めたのは「プロヴァンスの恋」。ジュリエット・ビノシュの側で守り従う従者として一緒に旅をしたのだが、ビノシュに対するプラトニックな恋心が切なかった。95年の作品で初々しくて見目麗しい青年というイメージがずっと残っていたが後に続くものがなく忘れ去られようとしていた。
が、突然ハリウッド作品で目にすることになろうとは思わなかった。しかも・・・。
「運命の女」でダイアン・レインを惑わせたフランス人青年。「S.W.A.T」で“自分を逃がしたら大金をくれてやる”と挑発するマフィア。そして「夜になるまえに」でハヴィエル・ヴァルデムのゲイの恋人?どれもみんなエキゾチックな容姿でものすごい濃いっ!この濃さが強烈に存在感をアピール。ハリウッドでも印象づけられたことだろう。
でもあのプラトニックな切ない恋を演じて見せたマルティネスはどこへ?こんなに濃いーフェロモンをふりまくタイプには見えなかったんだけどなー。

「テイキング・ライブス」にはマルティネスがジャン・ユーグ・オングラード、チェッキー・カリョと揃って出ていた。カナダのモントリオールというフランス語圏が舞台ということでのキャスティングだと思われるが・・・なんて勿体無い使い方をするのだろう。甚だ不満だ。キャラクターがあってないような役にそんなキャスティングしないで欲しい。やっぱりみんな本国での作品の方が魅力あるんだよねぇ。

初出:2005/4/23(土) 午前 11:59

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