ジョッシュ・ルーカス2005年09月03日 12時35分54秒

メラニーは行く!(2002)
JOSH LUCUS   1971/6/20 USA

「メラニーは行く!」のリース・ウィザースプーンの田舎の夫。この時の彼が今まで見た中で一番魅力的なルーカスだった。一見野蛮で神経がずぶとそうに見えて本当は、愛だとか信念は口にしないけど行動で示す実直な奴。がんがん悪口暴言吐きまくるくせにその目は“愛してる”って言ってるんじゃん!みたいなかわいい男。ルックスは甘めのハンサム。コメディにも対応でき、アウトローっぽいキャラクターが良く似合っていた。

その甘めのルックスとは裏腹にダミ声に近いハスキーボイスが意外で渋い!この声は悪役や憎まれ役の時に抜群に活かされる。「ハルク」の嫌味な奴。「セッション9」の狂気に走る男、「ディープ・エンド」のゲイ男、「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」のローラ・リネイのろくでなしの前夫がこのタイプ(ほとんどそうじゃん・・・)。「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」はたったワンシーンだけなのに、このダミ声と息子に対する態度だけで強烈なダメ父の印象を残した。

「ウォルター少年と夏の休日」ではハーレイ・ジョエル・オズメント演じるウォルター少年の成長後。“そうかぁ?”と思うか“なるほど!”と頷けるかその辺は微妙だが私はなんとなくいいんじゃないかなーと思って観ていた。いい人も悪い奴も自在に演じ分けが可能のようだ。基本的にはきっちりスーツを着てばっちりキメてるよりもブルーカラーの労働者やアウトローな自由人タイプの方が生き生きして見える。
まだこれだ!という大役はないように思うが、ハリウッドのエンタメ系からインデペンデント系まで大小さまざまな作品に幅広く活躍しているよう。ハンサムに目がない人ならすぐにチェックできるはず。今後のルーカスに注目だ。

初出:2005/4/21(木) 午後 6:52

コール・ハウザー2005年09月03日 12時41分47秒

ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003)
COLE HAUSER   1975/3/22 USA

この人は軍隊もので兵士の一人として見かけることが多かった。最初は「タイガーランド」だったと思うが、「ジャスティス」「ティアーズ・オブ・ザ・サン」と、毎年、泥と埃まみれの撮影が続いていたのだろう。精悍な顔立ちに若さとパワーが伴って、兵士役のキャスティングには恰好の人材だったのだろう。
ハウザーの汚れていない顔を初めて見たのは「ワイルド・スピードX2」の悪役。軍服姿に汚れた顔しか見たことがなかったので最初は彼だとはまったく気づかなかった。何だか悪役にしてはこつぶで、悪役と言うかチンピラにちょっと箔がついた程度にしか見えない。顔がもともと善良そうなんだよね。せいぜい悪あがきするやな奴止まり。あまり悪役タイプには向かないような・・・。
“かっこいいかも”と思ったのは「ホワイト・オランダー」のロビン・ライト・ペンの恋人。アリソン・ローマンが彼とほんの少し心を通わせたがためにえらい目にあうのだが、彼に惹かれるのはわかる気がした。男っぽくて気さくで、おまけにわりとハンサム。そう、結構いい男なのだ。

軍隊の兵士の一人という時代が終わり、さあこれからというところ。悪役はもうひとつだったが、どんなキャラクターがはまるかは今後の彼次第。アクションは身についてそうだからいつでもOKだろうが、ドラマはどうだろうねぇ。「ホワイト・オランダー」で雰囲気だけちらっと見せたもののどうもラブシーンとかが想像しにくい。ワイルドなイメージが出来上がっているのでオフィスでスーツ姿ってのも想像できない。
いろんな監督に出会って新しいキャラクターを作っていって欲しい今後が楽しみな俳優である。

初出:2005/4/22(金) 午後 10:41

オリヴィエ・マルティネス2005年09月04日 22時55分39秒

プロヴァンスの恋(1995)
OLIVIER MARTINEZ   1966/1/12 FRANCE

フランス人俳優を挙げるのは初めてかな?鑑賞本数が少ないせいもあるが、やや耽美的すぎる先入観があって私としてはそんなに惹かれないのかも。

そんな中でマルティネスに目を留めたのは「プロヴァンスの恋」。ジュリエット・ビノシュの側で守り従う従者として一緒に旅をしたのだが、ビノシュに対するプラトニックな恋心が切なかった。95年の作品で初々しくて見目麗しい青年というイメージがずっと残っていたが後に続くものがなく忘れ去られようとしていた。
が、突然ハリウッド作品で目にすることになろうとは思わなかった。しかも・・・。
「運命の女」でダイアン・レインを惑わせたフランス人青年。「S.W.A.T」で“自分を逃がしたら大金をくれてやる”と挑発するマフィア。そして「夜になるまえに」でハヴィエル・ヴァルデムのゲイの恋人?どれもみんなエキゾチックな容姿でものすごい濃いっ!この濃さが強烈に存在感をアピール。ハリウッドでも印象づけられたことだろう。
でもあのプラトニックな切ない恋を演じて見せたマルティネスはどこへ?こんなに濃いーフェロモンをふりまくタイプには見えなかったんだけどなー。

「テイキング・ライブス」にはマルティネスがジャン・ユーグ・オングラード、チェッキー・カリョと揃って出ていた。カナダのモントリオールというフランス語圏が舞台ということでのキャスティングだと思われるが・・・なんて勿体無い使い方をするのだろう。甚だ不満だ。キャラクターがあってないような役にそんなキャスティングしないで欲しい。やっぱりみんな本国での作品の方が魅力あるんだよねぇ。

初出:2005/4/23(土) 午前 11:59

ブノワ・マジメル2005年09月04日 23時02分33秒

ピアニスト(2001)
BENOIT MAGIMEL   1974/5/11 FRANCE

私が今まで目にした中で一番美しいと思っている人はジュード・ロウなのだが、その次がブノワ・マジメルかなぁと思っている。次といっても私の嗜好がジュード寄りだっただけのこと。ジュードとマジメルの美しさはタイプが違う。ジュードのくっきりはっきりした顔立ちに比べてマジメルはややソフトな感じ。ジュードが彫刻ならマジメルは肖像画かな?

マジメルを初めて見たのは「王は踊る」だった。太陽王ルイ14世を演じた彼はまるでお人形のよう。あの特異なキャラクターは人間として魅力のあるものではないが、マジメルの整った容貌が逆に人間離れした王の個性をいっそう際立たせていたように思う。
魅力的な彼の美しさを目の当たりにしたのは「ピアニスト」だ。作品そのものは私には“うぎゃっ!!!”という代物で私の理解の範疇をはるかに超えてしまっているので感想は控えるが・・・、マジメルに関してはほんっとにきれいな人だなと実感。イザベル・ユペール相手に情熱的に恋心をぶつける時も、彼女の告白に動揺しまくる時も、嫌悪感剥き出しにして残酷なまでに冷たい態度をとる時も、あの美しい容貌だと激しさや衝撃が増幅されて感じられると思うのは私だけかな?

こういったドラマ性、芸術性が高めの作品が続いた後、気分を変えたかったのか彼はアクションもある動きの派手な作品に出演している。「スズメバチ」「クリムゾン・リバー2」がそうだ。かっこよくキメてくれるのかと思ったら、なんだかどこか頼りなくちょっと情けないキャラクターなのが妙に似合っていておかしかった。本人はもっとクールに決めたかったのかな?でもマジメルのタフガイなんてちょっと想像できないよね。

初出:2005/4/24(日) 午前 11:13

スチュアート・タウンゼント2005年09月07日 22時18分00秒

シューティング・フィッシュ(1997)
STUART TOWNSEND   1972/12/15 IRELAND

最近は俳優としてよりまずシャーリーズ・セロンの恋人として知られるタウンゼントだが、確かに俳優として印象に残る作品に乏しいのは事実だ。
私がまず思い浮かぶのは「シューティング・フィッシュ」なのだが1997年の作品。アイルランド人の彼の初期の作品でウィットに富んだ英国のコメディ映画だった。私はこの小気味よい作品が好きだし、くっきりはっきりした目鼻立ちで濃い系のタウンゼントにも結構好印象を持っていた。しかしその後はあまり見かけることがなく、近年になって「クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」「リーグ・オブ・レジェンド」でバリバリのメイクにフリフリコスチュームでの彼を見ることになりかなりびっくりした。似合っているのかいないのか意見が分かれるところだが、私はとにかく普通の役のイメージしかなかったので・・・。トム・クルーズが演じたレスタトのその後でしかもロックスター。はたまた実物のドリアン・グレイというなんとも奇想天外な役で作品自体は笑える代物だったのでタウンゼントの作品選びに少々疑問を感じたのだが・・・惹かれる何かがあったのかしらねぇ。

彼の代表作になるはずだった「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役はなんと撮影が始まってからヴィゴ・モーテンセンに取って代わられた。LOTR3 部作の挙げた成果を見ればなんとも気の毒な話だ。「王の帰還」がオスカーを総なめにした授賞式で、セロンの隣にいたタウンゼントの胸中がどんなものだったか計り知れない。今となってはモーテンセン以外のアラゴルンなど考えられないが、タウンゼントのアラゴルン・・・見てみたかった気がしないでもない。

「コール」「トリコロールに燃えて」では普通のタウンゼント復活。ちょっと少年っぽい感じが「シューティング・フィッシュ」の頃と変わらない。何が特徴というものがない気がするがその自然体が良いのかも。ちなみに両方ともセロンと共演。「トリコロール・・・」はそこまで必要か?とも思えるきわどいラブシーンの数々に幾分うんざりしたが演技はそこそこだったと思う。
これぞタウンゼントという作品にまだお目にかかってない気がする。もう少し出演作品を追いかけてみようかな。なんとなく面白い逸材のような気がしてならない。
初出:2005/4/25(月) 午後 11:01


既出コメント:

「シューティング・フィッシュ」のバッサリ前髪のオタク少年は、最高でしたね! ヴァンパイアもドリアン・グレイも、綺麗だったからOKです(笑)「シェイド」のギャンブラーも素敵だったなぁ~ と言うことで、彼のアラゴルンも見たかったです!!どんな風に王の威厳を出してくれたのでしょう・・・
2005/4/25(月) 午後 11:59 [ aikirin ]

「シェイド」はリストに入っているのです。シルベスタ・スタローンがネックになっているのですがガブリエル・バーンも出てるのよね。悩むとこなんだなぁ。
2005/4/26(火) 午後 8:51 [ mekabucchi ]