マトリックス2005年08月16日 20時24分37秒

マトリックス(1999)
マトリックス MATRIX
1999 米 監督:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
キアヌ・リーヴス ローレンス・フィッシュバーン キャリー・アン・モス ヒューゴ・ウィーヴィング ジョー・パントリアーノ グロリア・フォスター 

今更なんですが1999年の私のベスト。劇場を出た後も続いていたあの高揚感は今も忘れられない。
特に映像技術面で話題になったけど私が惹かれたのはストーリーとキアヌ・リーヴスのかっこ良さ。今思えばあのストーリーもさほどと思えなくもないんだけど、当時はワクワクして観ていたんだもの。いややっぱり今でも初見の時のワクワク感は薄れても基本的なセンスは好きなんだと思う。ディディールにこだわりウェブを見まくったのもこの映画が初めてだった。

同時に当然キアヌ・リーヴスにもはまったのだが、まいぶーむ期間はかなり短かった(笑)。キアヌが好きというよりネオが好きだったんじゃないかな。キアヌの出演作を追って観る気にはあまりならない。どちらかといえば大根よね。ネオは無機質であまり人間っぽくないから良かったりして・・・。この時はすっきり痩せてるし!ただひとつ気になるのは、キアヌって走りかたがめちゃめちゃかっこ悪いのよ。なんでだろ?

けなしてばっかだけどホントに好きなのよ「マトリックス」は。2年のブランクを経て公開された続編「-リローデッド」は私は不満。あの内容で3時間はいらん。「-レボリューションズ」と併せて3時間半ぐらいにすればよかったのに。「-レボリューションズ」も満足してないのだが、あの世界観を持ったストーリーを締めるにはああする以外になかったんだろうなというところで納得させている。1本目が強烈な印象を残してしまったので更に盛り上げて締めるのはやはり難しい。ま、いいんです。私の中には1本目だけが今も記憶の中で燦然と輝きを放っているのだから。
初出:2005/3/29(火) 午後 4:34

「ピクチャー・パーフェクト」とジェイ・モー2005年08月16日 20時33分24秒

ピクチャー・パーフェクト(1997)
JAY MOHR  1970/8/23 USA

「ピクチャー・パーフェクト」はジェニファー・アニストン主演のコメディ作品。彼女がまだブラッド・ピットがらみで知られる前の頃の小品で劇場未公開かも。なんでこの作品を知ったか?ケヴィン・ベーコン出演作だからに他ならない。

主演のアニストンが上司のベーコンの気を引くために間に合わせの婚約者を仕立てる話。上司のベーコンが女たらしのやな奴でそれはそれでよかったのだが、この作品で興味を引かれたのは彼でなく、むしろ婚約者に仕立てられた男を演じたジェイ・モーの方だった。とぼけた雰囲気の彼はアニストンの頼みを引き受け言われるままに行動するうちに彼女に恋してしまう。一転、ベーコンの前で別れ話を演じようという彼女のシナリオに反発し彼女への愛をストレートにぶつけるモー。思わぬ事態に慌てふためくアニストンと、にこにことマイペースで愛情を示すモーの取り合わせが絶妙で笑える。

“ホントに好きなんだから芝居なんて出来ない”という誠実さと天然のキャラクターを持った男を好感度たっぷりに演じたモーはスタンダップコメディアン出身。もともとコメディの才能を持った彼にはうってつけの役だったようだ。
映画への進出はこれの前の「ザ・エージェント」で、トム・クルーズを蹴落としたライバルエージェント役。あの嫌味な男なのだが顔が浮かぶだろうか?わりとすっきりした二枚目なのだ。
以降はアメリカ人が大好きなナンセンス、ドタバタ系コメディが何本かの後、「200本のたばこ」でケイト・ハドソンのデート相手。「ペイ・フォワード」の軌跡を追いかけるTVディレクター役に続く。

「ピクチャー・パーフェクト」が今までで一番いい役なんじゃないか?というくらいで脇役俳優の道を行く気配だがコメディ演技で見せる実力は結構なものだと思う。突出して目立つタイプではないが、期せずしてクレジットに名前があると嬉しくなる人だ。
初出:2005/3/30(水) 午後 8:13


既出コメント:

ジェイはちょっと情けない表情をしているときが良いので、“go”や“200本のたばこ”が好きです(笑) 「ピクチャー~」は、ベーコンがとにかく怪しくて怪しくて・・・ つい彼の挙動に目が行ってしまいました。
2005/3/30(水) 午後 10:43 [ aikirin ]