マッチポイント2007年03月07日 17時59分10秒

マッチポイント(2005)
マッチポイント MATCH POINT
2005 英 監督:ウディ・アレン
ジョナサン・リース・マイヤーズ スカーレット・ヨハンソン エミリー・モーティマー マシュー・グード ブライアン・コックス ペネロピー・ウィルトン ジェームズ・ネズビット ユエン・ブレムナー ルパート・ペンリー・ジョーンズ

二流の元プロテニスプレイヤーのマイヤーズはコーチしていた上流家庭の息子グードに気に入られた縁で妹のモーティマーと結婚するまでになる。思いがけなく手に入れた上流社会の暮らしだったがグードの婚約者のヨハンソンに魅せられ関係を持ってしまう。しかし彼女が妊娠してしまいマイヤーズは苦境に立たされる。

ウディ・アレン作品は正直好きではありませんでした。特に彼が出演しているのがっ!彼が演じる男が癪に触ることこのうえない。いらいらしてくる。
今回は勿論出ていませんし、しかもニューヨークを離れてロンドンが舞台というのでどんなだ?とは思っていましたが・・・。
はっきり言って好きです。自分でもびっくりです。あちこちにアレンだなという匂いはするのですが、起用した俳優人が違うというのもあるのでしょうがいつも感じたいらいら感、ドタバタ感がないのがいいです。
脚本もいいのだと思うけど、何と言ってもマイヤーズが出ずっぱりで演じた主人公が運命に翻弄される様は観ていてハラハラ、ドキドキもの。

トム・クルーズと「M:I:Ⅲ」の後はウディ・アレン作品の主演とはマイヤーズにはびっくりだ。これまた普通の男を非常に人間臭く演じていてとてもいい。彼にこういう演技が出来るとは知らなかった。
ファム・ファタルなヨハンソンはもうちょっと毒があると思ったんだけどね。いつものヨハンソンが頭にあったのでちょっと意外。アレンに気に入られたそうで次回作も決まったらしい。
しかし何と言っても本作のキャストではまったのはグード君。これまたかっこよくてステキ!上流社会のぼんぼんとはハマリ役じゃないだろうか!上質のシャツを着崩したスタイルなんて惚れ惚れする。マイヤーズが主演だけど画像にこれを選んだのはこのためです。すまん。
モーティマーが上流家庭の娘とは珍しいと思うのだけどヨハンソンと対比する役目としては上々かな?

このラストの展開は唸った。ネット上のボールと指輪。運命がどちらに転がるかは最後までわからない。その善し悪しもね。実に良く練られた脚本だ。

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