マイケル・アンガラーノ2007年03月16日 20時02分57秒

ロード・オブ・ドッグタウン(2005)
MICHAEL ANGARANO  1987/12/3 USA

傍役俳優好きと公言する私だが、傍役には子役も含まれる。注目する子役の子は何人かいるのだけど、ここに名前がなかなかあげることが出来ないのは子役ゆえ出演作品が少ないからだ。だいたいティーン世代になって残ったデヴォン・サワ、ヴィンセント・カーシーザーくらいだったろうか。
今回のアンガラーノは彼らに次ぐ子役出身のティーン俳優になると思うが彼が一番若いだろうか。87年生まれって・・・。

彼をちゃんと認識したのは「DEAR WENDY」なのだが、どうにも顔に見覚えがあった。で、調べてみたら、「ミュージック・オブハート」メリル・ストリープの息子でおにいちゃんのほうの子供の頃。「あの頃ペニー・レインと」パトリック・フュジットの子供の頃。「シービスケット」トビー・マグワイアの少年期など。再見したら絶対わかるだろう。

「DEAR WENDY」では、ジェイミー・ベルたち"ダンディーズ"のメンバーで一番の年少。義足のお兄ちゃんがいるせいもあっていじめられっこだ。この"いじめられっこ"っぽいところが彼の得意とするキャラのようだ。このぷにゅっとした女の子みたいなルックス。子役のうちならかわいいタイプといえるだろう。
ティーンにもなると、お兄ちゃんや年長者に守られる仲間の中では弟分が定石。

近年の主演作、SFコメディの「スカイ・ハイ」での彼は、両親が特殊能力を持つスーパーヒーローでありながら、現在の彼には何の能力も備わっていないために周囲からは負け犬呼ばわりされている。そこから何とか立ち上がっていくわけだが観ていて応援したくなるのは母性本能をくすぐるタイプなんだろうな。

「ロード・オブ・ドッグタウン」でもそう。エミール・ハーシュやジョン・ロビンソンたちの"Z-BOYS"に入りたくて一生懸命練習するけど、耳が悪くてバランス感覚がいまいちのためになかなか受け入れてもらえない。実はそれには理由があるのだが。。。ネタバレになるのでここでは伏せるが、結局は彼の存在がZ-BOYSの仲間たちの絆を深めることになる。
可愛い弟分ながら寂しい表情も見せ、演技的に結構深いものがあった。

アンガラーノは「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」のアナキン役に最終選考まで残ったのだそうだ。うーん、どうだろう?ちょっと顔が優しすぎるかもしれないけど、ジェイク・ロイドの代わりに観てみたかったと思わなくもない。

デビューが「サタデー・ナイト・ライブ」で8歳の時、デヴィッド・ドゥコヴニーの息子役だったそうだがその経歴も面白いかも。それ観てみたいなー。

この子はもしかしたら将来化けるんではないかと思うのは贔屓目過ぎるだろうか?